2005年08月28日

アル・クーパーと iTunes

超ベテランミュージシャンのアル・クーパーが、30年ぶりとなるソロ・アルバムをリリースしています。還暦を超えている彼がミュージック・マガジンの最新号でインタビューに答えていますが、そこで最近の音楽配信についても語っています。

−−(新曲の)<ゴーイング・ゴーイング・ゴーン>で、あなたは古いR&Bが好きで、ヒップホップは好きじゃないと歌っています。
 「僕らに向けられた音楽じゃなく、若い連中に向けられた音楽だからね。でも、僕が好きな新しい音楽もたくさん作られているよ。ただし、それらはラジオでは聴けないんだ。僕はiTunesから購入している」
−−毎週新譜をiTunesのストアから買っているんですね。あなたもほとんどは曲単位で買っているようですが、曲単位のダウンロード購入が音楽の聴き方を変えてしまったとも言われます。あなたは60〜70年代にコンセプト・アルバムという概念を作り出した世代のアーティストです。その変化をどう感じていますか。
 「僕がミュージシャン、プロデューサーであるだけだったら、いらだつだろう。でも、僕は消費者でもある。消費者としては大満足だよ。アーティストとしてはあまりうれしくないね。でも、消費者はずっと長い間自由を持っていなかった。アーティストの方が持っていた。消費者に自由を与えるという事実は僕を満足させてくれる。もし6曲しか好きな曲がないのなら、どうして僕のアルバムを買わなくちゃいけない?8曲好きな曲があるのなら、その分を払って8曲持っていって、幸せになってもらえばいい。僕も嬉しいよ。だって、彼らは僕の曲の中から本当に欲しい曲を手に入れたんだから。ずっとましなコンセプトだよ」
−−誰かがこのアルバムから3曲しか買わなくても満足なんですね。
 「1曲も買ってくれないよりも、ずっと良いじゃないか。iTunesでの販売が始まるのが待ちきれないよ」

なかなか柔軟な考えの人だなと思います。

しかし、彼のニュー・アルバムを iTunes Music Store Japan で購入することは残念ながらできません。日本における発売元がソニーだからです。何てこった。

輸入盤でどうぞ↓

B0009U5G0KBlack Coffee
Al Kooper

by G-Tools
posted by gyogyo6 at 18:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

子供にはアコースティックを

幼児向けの音楽集というのはこの世に幼児がいる限り需要があるものです。私もいろいろ選んだりします。

いやたくさん種類がありますね。童謡集から何から、英語でうたってるのもある。迷ってしまうほどです。
しかしせっかく買ってきたものの、伴奏が打ち込みのチープな音であったりすると本当にがっかりします。

子供向けの打ち込みが全部悪いとは言いません。自分だって打ち込み系は好きですよ。ですけどそれは打ち込みを「打ち込みとして」効果的に使っている場合であって、「予算が少ないからここは打ち込みで済ませとけ」みたいな理由で使われるのは勘弁です。それに、安っぽい打ち込みというのはすぐわかっちゃうんですよね。
味覚と同じで、特に幼い頃にはナチュラルなものを与えてやりたいです。子供の頃から人工甘味料食べて育ったらやっぱり良いことないと思いますし。

前にもインスト集を取りあげたことのあるNHK教育TV「クインテット」。この番組の「うた集」である「ゆうがたクインテット Songs」ですが、これは全編打ち込みなし、「アンサンブル・ベガ」のナマ伴奏で通しています。この「アンサンブル・ベガ」実はすごい人たちの集まりなんですが、番組の音楽担当、宮川彬良氏の人徳の賜ですね。
それもあってか、このアコースティックな伴奏はほんとに聴いてて安心します。選ばれている曲も一緒にうたいたくなるものばっかりだ。いいアルバムです。

B00069BN0QNHK クインテット~ソングス~
スコア・シャープ・アキラ・アリア・フラット
ワーナーミュージック・ジャパン  2004-12-08

by G-Tools

アキラさんて、劇団四季のミュージカル「夢から醒めた夢」でも何曲か作曲していたんですね。知らなかった。(観に行ったのに!)

posted by gyogyo6 at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

まだ2曲しか買ってない

iTMS-Jがサービスを開始して2週間、「買いまくって無駄遣いするかも!」と戦々兢々としていましたが、オープンした日に2曲買ったのみです。いろいろ眺めたり、検索したりはしているんですが、なかなか買うところまではいかない。その間に音楽CD(アルバム)はリアル店舗で3枚買っているんで、iTMSについては私の中で需要と供給がマッチしていないということなんでしょう。
アマゾンのサイトにいくらでもアクセスからといって、アマゾンでいくらでも買ってしまうかといえばそんなことはない。それと同じで、考えてみれば当たり前ではあります。

新しい供給ルートができでも需要を満たすものでなければ使われない。セイの法則はやはり間違いだということですか(微妙に違います)。

そんな個人事情は置いといて、iTMSですが。

ヒット・チャートとは別に、リアルCDショップであれば新譜によって棚から追い出されてしまうような売れない曲(しかしある人にとっては必要な曲)の品揃えも充実してもらって、そういう曲を聴く人が少しずつ息長く増えていったら(Long Tail理論ですか?)素敵だと思います。あと検索やiMixつながりでの思わぬ出会い(ハプニング的)とかも。ダブルクリックで簡単に試聴ができるというのはうまくできてますよね。ピンク・フロイド「狂気」のダブミックス(リンクは要iTunes)なんて変てこで面白そうなものもあったな(買ってませんが)。

もちろんヒットチャート商売も大事だと思いますよ。ていうか最近よく耳にしていたメロディが Def Tech の My Way という曲(リンクは要iTunes)だと判ったのはiTMS-Jの試聴のおかげでしたもので。

posted by gyogyo6 at 18:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

軽いサプライズ

iPod U2 Special Edition (以下U2SE)を使っております私は、iTMSで使えるクーポンがどうなるのか大変関心を持っておりました。

これは、iTMSで "The Complete U2" のボックスセットを購入する際に使えるクーポンで、アメリカでは同容量のiPod通常版より $50 高かったU2SEに、このクーポン ($50分) がついていたのです。結構お得感がありました(まあ、box set を買うのにはこのクーポンを使ってもあと何十ドルか出す必要があるので、実際トクかどうかはよく分かりませんが)。

で、日本の状況ですが。U2SEが売り出されたときにはまだ iTMS-J はオープンしていなかったため、通常版より7千円高い U2SE にクーポンはついていませんでした。
もちろん私もそんなことは承知の上で買ったのでどうこう言うつもりはありません。でも iTMS が日本でも始まった今、これがどうなるのかなとほのかな期待を抱いてはおりました。

さてそこでアップルからの告知です。

iTunes Music Store (Japan): The Complete U2 のクーポンについて (Apple TIL)

2005年4月5日以降に iPod U2 Special Edition をご購入のお客様は、「The Complete U2」の購入にご利用いただける 7,000 円のクーポンをご利用いただくことができます。

がーん。なぜ4月以降なんでしょうか。去年の12月に購入した私は対象外のようです。
辛いなぁ。

と愚痴ってみました。格好悪い。
4月以降に買われた方、嬉しいサプライズでよかったですね!

posted by gyogyo6 at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2005年08月12日

ルパンルパーン

ずっと勘違いしていた、歌詞 (2ch)

よくあるネタなんですけれども楽しい。でも聴いたことのない曲のネタはわからんなー。最近のJPOPのは辛い。あとわざと言葉を掛けてるのもあるので注意。

こういう勘違いが生まれる原因はソラミミ思いこみが大きいんでしょうが、歌がヘタ(聞き取りにくい)とか歌詞がメロディにうまく乗ってない(変なところで切れる)とかの要因もあるのではないかと思います。
最近のじゃない曲あたりからいくつかピックアップ。

751 :名も無き音楽論客 :04/10/04 06:46:38 ID:nHV8Qn8h
トムとジェリーのエンディングの歌、”ネズミだって生き物さ・・”を小学生のころ
”ネズミだ。テイキモノさ”と思い込んでた。
”テイキモノ”という単語が何なのかサッパリわからなかったが、「まぁ、大人になればわかるだろう」くらいにスルーしてた。

「大人になればわかるだろう」というのが大人の対応ですね。

839 :名も無き音楽論客 :05/02/09 12:21:21 ID:MgGF3q/6
中森明菜の「十戒」
○もういやイライラするわー
×坊やイライラするわー
小学生の時そう歌ってた。

い、今でもそう歌ってますけどorz

850 :名も無き音楽論客 :sage :05/02/15 14:30:01 ID:???
もろびとこぞりて
「主は来ませり」
→「シュワッキマセリ」
呪文とかだと思ってた。まじで。

まじでどころか、私はこの歌最初から最後まで外国語だと思ってました。「マイムマイムマイムマイム、ッマイムレッセッセ(違)」みたいな。子供にはさっぱりわからない文語だし。イエスが生まれたのは今のイスラエルの辺って中途半端な知識だけはあったし。

堅いこと考えずに聞こえたように歌え! と言いたいところです。

ところで! 「月の沙漠」という歌はほんとうに"月面"を旅している情景なんだと、今の今まで思っていましたよ…。月に兎が住んでる、とかそういうレベルのファンタジックな情景を勝手に思い描いていました。その月にはなぜか空気があって普通に生活できるのだけど、空を見上げたら真っ黒な空に地球が浮かんでいる。こっちの方がよくありませんか? …そんなことありませんかそうですか。

posted by gyogyo6 at 22:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

夏の日のピアノ

シベリウスというと、「フィンランディア」であるとか「交響曲何番」(すいません忘れました…)とか、壮麗な曲を作る作曲家というイメージが、クラシック素人の私にはあります。

そんなシベリウスのピアノ曲というのはどんなものだろうかと、同居人の持っていたCDを聴かせてもらいましたが。
「管弦楽とピアノ曲は全然感じが違うよ」と教えられて聴いてみましたが、シンプルな曲が案外多くてびっくりしました。北欧の清涼さ、なんて陳腐な表現が頭に浮かんできたりもします。あえてこういう小品ばかり集めたのかと思いましたが、どうやら本当に彼のピアノ曲はこんな感じなのだとか。とはいえうだる夏には格好の涼しさをもたらしてくれる響き。あら意外でした。

ついでに言うなれば、このフィンランディアレーベルのCDは34曲入りで1,000円。このところiTMSがらみのエントリが続いてましたけれども、おーiTMSで売られているよりずっと安いぞ(いや、これはiTMSでは売っていないのですが)。

B0000ZP4O2北の詩情~シベリウス:珠玉のピアノ小品集
ビータサロ(マリタ) シベリウス
ワーナーミュージック・ジャパン 2004-01-21

by G-Tools

もひとつ、シベリウスを含むフィンランド作曲家のピアノ曲集もご紹介。こちらは舘野泉の演奏。やっぱり1,000円。

B00005S0G7フィンランド・ピアノ名曲集
舘野泉 シベリウス メリカント
ワーナーミュージック・ジャパン 2002-01-23

by G-Tools
posted by gyogyo6 at 23:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2005年08月09日

シェアの単純計算(お遊び)

4日間で100万曲販売を達成したというiTMS-Jですが、ここで瞬間シェアを計算してみましょう。
お遊び計算ですので、妥当性がどうとかあまり言わないで下さい。

前提:
1.iTMS-Jは4日で100万曲売った(アップルの発表より)。
2.日本の既存の配信サービスは、1カ月で50万曲ペースである(アップルの発表より)。
3.既存最大手のmoraは、1カ月45万曲のペースである(cnetの記事より)。

推計:
iTMS-Jのペースがこのまま続くとすれば(この仮定自体どうかと思いますが)、1カ月750万曲を売る。
iTMS, mora以外の配信サービスは、全部合わせて月5万曲。(ええっ?)

まとめると、
iTMS-J … 750万 (94%)
mora … 45万 (5%)
その他ぜんぶ … 5万 (1%)

となるわけですが、いやはやこれは極端すぎる。iTMS-Jのシェアが9割以上じゃないか。自分で書いていてさすがに真実味がないと思うが、ひょっとするとこれが現実なのかも知れません。


なお、「知られざる最大手」auの着うたフルは、こちらの発表から推測しますと1日10万曲程度のようです。

(追記)
すみません、アップルは「月間1,000万曲も視野に入った」と強気 (Sankei Web) だそうであります。恐れ入りました。

posted by gyogyo6 at 12:35 | Comment(1) | TrackBack(1) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

iTMS-J で買ってみた

最初に購入した曲は、 Paul McCartney & U2 の "Sgt. Pepper's...(Live 8)" でした。うーん、ありきたり。ノーサプライズ。あ、ダウンロードしたら曲のジャンルが「ロック」になってたのは驚いた。「Rock」じゃなくてカタカナですか。

というか、インターフェイスが優れているので自制心がなければどんどん購入ボタンを押してしまいそうだぞ。危険すぎる。1-Click 設定などもってのほかだ。用心用心。

結局、ソニーミュージック(SME)他何社かとは合意に至らないままスタートしてしまったわけですが、そんなことでいいのかという気がします。いえiTMSがではなく、SMEがです。
だってレコード会社にとっては大きな(or 大きなものになるであろう)販路を自ら断ってしまうわけですから。iTMSで売っていないからその分moraで売れるはずだ、なんてわけはないし。アメリカのiTMSでは普通に売っているのにこっちが駄目というのも変な話です。

DRMの条件は他国のiTMSサービスと同水準、つまりそれまでの日本の水準と比べるとかなり緩やかなものになってます。
以前JASRACの偉い人が言っていた

「ダウンロード型ビジネスで大切なことは、コピーコントロールの問題をクリアにすること」

という主張は結局どうなったんだろう。
「何言ってやがるm9(^Д^)プギャー」で押し切っちゃったのかな。一部では悲観的な話も流れていたので、これはうれしい驚きでした。

100万曲という割には、自分の気になる曲が全然検索でヒットしなくてちょっと「?」な気分になることもありますが、まあそれもサービスが始まったばかりということでいろいろあるのでしょう。これからどんどん充実していくことを希望します。
というあたりで今夜は寝ます。

…寝る前に一言。私は古い人間なので、いかな便利とはいえ、それでもCDなどのパッケージものを所有する喜びに抗うのは難しいと思います。レンタルCDとかバンバン利用している人はまた違うのでしょうけどね。

posted by gyogyo6 at 00:44 | Comment(0) | TrackBack(1) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2005年08月04日

萌えiTMSの可能性

いまだ実物に触れないので、ニュースやブログの記事を読んでは悶々としているのですが>iTunes Music Store。 みんな楽しそうだなあ。

アップルのリリースを読んでいますと日本語オーディオブックもあるらしいですね。

本日iTunes限定でリリースされるこの他の曲には、U2、Jack Johnson、Bjorkなどの海外のアーティストの曲があるほか、日本の作家の作品を含む1万冊以上のオーディオブックも提供されます。
アップル ニュースリリース

読み手に声優を起用するなどあらぬ方向に暴走すると思いもしなかった需要が生まれそうな気がしますが、アップルにその気はあるでしょうか。
歌に難のある声優も多いですが、読むことにかけてはプロフェッショナル。ありがちなライトノベルや「ドラマCD」なんかじゃなく、太宰治とかを朗読するのだ。

で、今、松崎しげる「愛のメモリー」がTop 10にランクインしているのは、なんで…?
(追記)理由はわかった。全くおまいらは。

posted by gyogyo6 at 15:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

ともかく、始まった

アップル - iTunes - Music Store

手元のPCにはiTunesがインストールされてないので実際のストアを確認できません…。自宅に帰ってからだ。

ラインアップ曲のうち90%が150円、個人使用ならCDへの焼き付け無制限という条件は、かなりがんばったのではないかという印象です。

posted by gyogyo6 at 12:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2005年08月02日

Sampling を名乗る意気

私の住んでいる関西の暑さは強烈です。夏だから当たり前なのですが、湿気と一緒に暑さが襲ってくるのは何とかしてほしい。

そんなわけでカラッとした、湿度が低く、それでいて熱い音を聴いてみる。アカペラグループ、ヴォーカル・サンプリング。

キューバの6人組だが、聴くとそれ以上いるかのようです。ボーカルだけじゃなくて、ボイスパーカッションがいる。それだけならよくある編成ですが、聴いていると楽器の音色まで出てきます。これすなわちサンプリング。面白いだけではなく、めちゃめちゃ巧い技術を持った集団で、ソンやルンバなどラテンのリズムをビシビシ決めてきます。ただそれを見せつけることなく、実に楽しく聴かせてくれます。(Amazonで少し試聴できます。是非)

これがキューバの神髄やで!というと違うのかも知れませんが。数年前に来日したときにコンサートに行きました。いやこういうのは生で体験するのが一番ですね。再来日希望。

前に、日本の有名ボーカルグループのリーダー氏が「ヴォーカル・サンプリングLOVE」なコラムを書いているのを読んだことがあります。ファンだスゴイぞ言ってる間があったらお前らももっと練習せい! と思ったものでした。

B000002HIMUna Forma Mas
VOCAL SAMPLING

by G-Tools

posted by gyogyo6 at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする