2006年03月29日

「開幕の祈り」を聴いた

このブログでは新譜を滅多に取りあげないんですが、時には何を差し置いても書いておきたいという作品に出会うことがある。そんな一枚がこれ、「開幕の祈り」。

priere2 開幕の祈り
佐渡裕 兵庫芸術文化センター管弦楽団

曲名リスト
1. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(マスカーニ)
2. 弦楽のためのアダージョ(バーバー)
3. 交響曲第5番~アダージェット(マーラー)
4. エレジー(チャイコフスキー)
5. ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
6. アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)
7. クラリネット協奏曲~第2楽章(モーツァルト)
8. G線上のアリア(バッハ) ※〈CD/SA-CDハイブリッド仕様〉

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昨年10月にデビューした兵庫芸術文化センター管弦楽団が出す初のCDである(DVDはデビューコンサートのライヴが既に出ている。録音はデビューコンサート前)。曲目から想像されるかも知れない「アダージョ何とか」みたいな適当な企画ではない。「癒し系のライト・クラシック」といった陳腐な宣伝文句(アマゾンの紹介文より)も不要。以前このブログのサブタイトルに自分が「癒しだけではつまらない」云々と書いていたのを思い出した。真摯な祈りを「癒し」と呼んじゃいけない。
祈りのためには至上の演奏、それがあれば十分である。「ライト・クラシック」で片付けられがちな曲も、演奏次第でこんな感動を呼び起こす。彼らが祈りを捧げるものは、……。7曲目、モーツァルトのクラリネット協奏曲が心に沁みる。

avexのサイトではほんの少しだけど試聴もできる。「100曲モーツァルト」には「しょーもない企画だなあ」と感じた avex classics だが、このアルバムには本当にグッジョブ! と賛辞を贈りたい。

楽団の本拠地は兵庫県西宮市にできた「復興のシンボル」兵庫芸術文化センター。というかそこの専属オーケストラである。結成の経緯やらユニークな特徴などについては 公式サイト を参照下さい。こういう素晴らしいオーケストラを持っていることを、西宮市民・兵庫県民はもっと自慢していいと思う。

以上、ここまで「佐渡裕」という名前をあえて出さなかった。芸術監督・指揮者としての彼の役割はもちろん多大なのだけれども、この作品の価値はそういう「名前で売る」のとは別次元のところにあると思うからだ。


芸文センター最近のニュースから。 世界のヨーヨー・マがやって来る!

「近所に来るなんて信じられない。」!! あー、こういうノリの告知はとても好きだ。うれしくてたまらない気持ちが伝わってくる。

posted by gyogyo6 at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

おつかれさまポジテブサプライズ

このブログと同名ということでひそかに応援していた競走馬 ポジテブサプライズ くん(牡7歳)ですが、どうやら今月付で登録を抹消、引退していたようです。通算成績45戦4勝(地方1戦含む)。1勝もあげられずに消えていく馬が大半の中、しぶとく頑張ったと思います。お疲れ様でした。

情報元 ほぼ日刊おつかれさ馬Times WIKI : 2006/3/10の登録抹消馬

引退後は「乗馬」。乗馬、乗馬、乗馬……って、つまり、 orz

posted by gyogyo6 at 18:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | ポジテブサプライズ | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

萌えニュースポッドキャスト

以前、「萌えiTMSの可能性」なんて馬鹿記事を書いたことがあります。こちらの方はなかなか出てこないのですが、ポッドキャストにこんなサービスがあります。

毎日新聞ポッドキャスト エンタメ powered by ココログ

ニュースを萌えボイスで読み上げるポッドキャスト。ほかならぬ毎日新聞がやってるというのがツボですね。「読み上げタイプB」がかなりやばいです。もちろんiTunesを持ってなくても聞けますのでひとつどうぞ。

ちょっと残念なのは、読み上げるのがアニメ・ゲームなどのエンタメニュースに限定されていること。欲を言えば強盗事件とか株式市況などの一般ニュースもぜひこの声で読んでほしいですね。…「一週間分をまとめてお届け」ということで、ニュースとしての速報性は全然ないんですがそういうことをあまり気にしてはいけないのでしょう。

そしてその次はこの声で「ねじまき鳥クロニクル」のオーディオブックを! …うーん聞きたくない…。

「萌え」ではないかも知れませんが、iTunes Music Store にあるオーディオブックでは、島本須美がエルメス役を演じている「ドラマCD電車男」 中野 独人 - ドラマCD電車男 vol.1 - ドラマCD電車男 vol.1 なんてのもありますね。

追記(2006.11)

上のエンタメニュースは、毎日新聞の「まんたんウェブ」に移動しました。

毎日新聞ポッドキャストエンタメニュース

大丈夫か毎日新聞。

Technorati Tags:

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2006年03月22日

(悼)宮川泰さん

突然の死去だったようです。

「恋のバカンス」など作曲宮川泰さん急死

当ブログでの、宮川泰さん並びにご長男の宮川彬良氏関連のエントリを探してみました。

"KING OF TURF" 心臓バクバクもの (2004/11)
「ゆうがたクインテット クラシックス」 元・子どもの楽しみ (2005/3)
子供にはアコースティックを (2005/8)

おくやみ申し上げます

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2006年03月19日

「インテルMacでXP」のこと

「Intel MacではWindows Vistaは動かない」--アップル関係者がIDFで (cnet)

このcnetの記事が出たとき、「そこはきっとスーパーハカー様が何とかしてくれるに違いない」なんてことを私ははてなブックマークのコメントに書いたのですが、それからたった1週間で動かす方法が公開されたみたいですね。

インテルMacでXP:手順公開 (engadget Japanese)

「VistaじゃなくてXPの話でしょ」というのはナシ。 Vista が、というのは「起動に(Mac OSXと同じ) EFI を使うからまだ望みがある」ということで、起動に BIOS が必要な XP を動かすのは Vista 以上に難しいと言われていたわけです。それができちゃったというのですから。

ただ、この「デュアルブート」方式の使い勝手はどうなんでしょう? 自分としては、 OSX と Windows を同時に起動しておける「Virtual PC方式」のほうが便利だと思うのですけど。

「Virtual PC」は、最初のバージョンが出た時に飛びつきました。便利とかそういうのを抜きにして、 MacOS (当時はOSXではありません)の中で Windows95 が動くと聞いただけで、それも Connectix なんて小さなソフト会社が開発(Microsoftにより3年前に買収されました)しただなんて、なんだかとても楽しかったのを覚えています。
最新のバージョンでは、フォルダの共有はもちろん、 MacOSX - Windows 間でのファイルコピーもドラッグ&ドロップでできたりと便利な機能が加わってます。使わない時はウインドウを閉じるだけ、再起動したりする必要もない、と、あんまり意識せずに気軽に使えるのですよね。

デュアルブートの方は、現在は Windows と MacOS のパーティションが分けられていて、違うOSの側は認識できないみたいです。残念。これもスーパーハカー様(笑)の手にかかると何とかなるのかも知れませんが、現状では Virtual PC の intel Mac 版開発に期待してます。これがいいパフォーマンスのようなら、私も intel Mac に買い替える、かも?

まあ、機種を選ばなければXP搭載のPCは3万円台くらいからあるみたいですけど、それと比較なんて現実的なことを考えたらいけませんよ。

intel Mac で Windows XP を動かした人には素直に賞賛を送りたいと思います。大昔、 Mac の System7 英語版で日本語を使えるようにした Gomtalk7 なんてHackを思い出しました。

posted by gyogyo6 at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(2) | 林檎 | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

タシュコタ!

この前テレビ番組表を見ていましたら、NHK教育夜の10時「趣味悠々」の時間に気になる講座があるのを見つけてしまいました。

大正琴で弾く! ジュピターでアンサンブルに挑戦」

大正琴で? ジュピター(平原彩香のアレ)の?? アンサンブル???
なんだかわかりませんがスゴそうです。これは見なければ! と思ってテレビを付けました。するとそこには、想像を遥かに超えるワンダーランドが展開されていたのです。

いや大正琴はいいんです。ちゃんと合奏やってました。問題は講師と進行役のひと。進行役は山崎バニラという活弁士なんですがこれがとんでもない素頓狂な声で話してくれます。何だこれはと思っていたら、講師の人がそれに輪をかけて素頓狂な声で教えるのです。なんか言葉のアクセントも普通とは違う妙な位置にあって耳に残る残る。番組の最後には生徒役の若い女性二人にも言葉が移ってしまったようで、変なテンションで感想を述べ合っていました。面白すぎます。それにしても生徒の人(女子2名男子1名)、どうして大正琴を習おうと思い立ったんでしょうか? 他にも楽器はいろいろあるのに。

そんな(どんな?)大正琴ですが、意外と国際的な楽器なのです。それも、「協会が普及に努めました」ようなのとは恐らく全然関係ない場所でも。第二次大戦後にインドで大流行、さらにインド洋を越えてアフリカ東海岸はケニアあたりに流れ着き、当地の音楽に使われるようになったのです。名前も「タイショーゴト」からちょっと変化して「タシュコタ」。そのタシュコタにはギター用のピックアップがつけられてエレキ大正琴となりました。もともと金属的な響きのする楽器ですが、ますます怪しげなことになっています。インドからは濃厚な映画音楽も一緒に入って来て、なんだかすごい音楽が生まれてしまったのでした。下のディスクは1965-75年の録音。

B000B6GFG6Zanzibara 2: Golden Years of Mombara Taarab
Various
Buda Musique 2006-04-11

by G-Tools

さあ、NHKの大正琴講座はあと2回。絶対見るぞ。彼女たちは無事コンサートまでたどりつけるのか。喋り方は元に戻るのか。トレモロバイバイ!
ちなみに4月からの講座は「楽しく弾こう! 大人のエレキ・ギター」だそうな。

追記

ちょっとだけ後日談があります

posted by gyogyo6 at 05:41 | Comment(0) | TrackBack(1) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2006年03月16日

訂正のようです

naoyaの日記 - Technorati の中の人から

先日の「SeesaaはスパムだってTechnoratiの中の人が言ってた」発言に若干訂正があるようです。Seesaaの名誉にも関わることなんで一応こっちにも追記。
で、 Technorati の統計には入ってるんでしょうかね(^^)。

posted by gyogyo6 at 01:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

言われてますよ

naoyaグループ - naoyaの日記 - Seesaa

Technorati の人が世界の blog の統計とかをグラフで発表してたんだけど「Seesaa っていう blog サービスが日本にあるけどあれはスパムなので統計に入れてない」って言ってた。

短いんで全文引用になってしまった。うんうんそうだよなとうなずいてしまうのがSeesaaユーザーとして悲しいね。運営さんはどう考えているのだろう。

http://conferences.oreillynet.com/etech/
この会議での発言のようだ。

http://d.hatena.ne.jp/kawasaki/20060309/1141886432
その他の話題はこんな感じだったらしい。

2ちゃんねるの関連スレかな?これ。
seesaa BLOG アフィリエイト自動ツール撲滅計画 (2chブログ板)

追記

なんかタイミング良くこんな告知が出たのだけど。
Seesaa ブログ、スパム対策強化と今後の対応に関するお知らせ (3/10)

さらに追記

続報…といっていいんでしょうか。naoya氏が若干修正されてます。

posted by gyogyo6 at 21:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

続・iPodエコノミー

cnetには1年前に「iPod エコノミー」という記事が掲載されました。で、今度は「拡大を続けるiPodエコノミー」だそうです。

私は1年前の記事が出たとき、かつての「iMacエコノミー」と比べて『いつまで続くのかな?』と考えてみたエントリを上げたのですが、なんのなんのまだまだ勢いは続いているようです。iMac(CRT・半透明ボディ)は結局はデザインの流行という面で影響を及ぼしたわけですが、iPodの場合はそれだけに留まらず、新しい使い方の提案や他の機器との組み合わせなど高い付加価値がつけられることが。またiPod自身のシェアの大きさ(拡大)も、エコノミーの維持に貢献しているということなのでしょう。

しかし、1年前の記事に出ていたさまざまな機器やアクセサリーは、今でも人気商品なのでしょうか? …もっともiPod自体も1年前とはラインナップがすっかり変わってますが。

あとアップルのサイト内にもこんなページがありますね〜
アップル - Tokyo Girls Collection - Accessories

「iPod nanoとセレブなケースで差をつけよう」ですってよ。

posted by gyogyo6 at 19:04 | Comment(1) | TrackBack(1) | iPod/iTunes | 更新情報をチェックする

2006年03月01日

WOMAD '92 横浜 出演者リスト

昨年の1回目があまりに良かったので、この年は本腰を入れて全日鑑賞。2日間に短縮されたが中味は詰まっていた。何と言ってもヌスラット・ファテ・アリ・ハーンにとどめを刺す。単独のステージも凄かったが、フィナーレでのパフォーマンスは一生忘れないだろう。早世が残念でならない。

ミュージック・マガジンの同じ号(92年11月号)で取り上げられているアルバムは、マドンナ「エロティカ」、R.E.M.「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」、小玉和文「QUIET REGGAE」、電気GROOVE「KARATEKA」などなど。

リストは「続きを読む」から。

(関連エントリ)
WOMAD YOKOHAMA
WOMAD '91 横浜 出演者リスト
WOMAD '92 横浜 出演者リスト (これです)

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WOMAD '91 横浜 出演者リスト

私はこの年は2日目(土曜日)だけ観に行った。まだ工事中だったみなとみらい地区、前日に台風が来まして(上々颱風が連れて来たという噂あり)野外ステージの足下は相当悪かったが、そんなことも感じさせぬくらいの盛り上がりぶりだった。

ちなみにミュージック・マガジンの同じ号(91年10月号)で取り上げられているアルバムは、プリンス&NPG「ダイアモンズ・アンド・パールズ」、ガンズン・ローゼズ「ユーズ・ユア・イリュージョン」、ピクシーズ「世界を騙せ」、ユニコーン「ヒゲとボイン」、りんけんバンド「カラハーイ」等々。プライマル・スクリームの傑作「スクリーマデリカ」の評価がこの時点ではなぜか妙に低い(^^)。

リストは「続きを読む」から。

(関連エントリ)
WOMAD YOKOHAMA
WOMAD '91 横浜 出演者リスト (これです)
WOMAD '92 横浜 出演者リスト

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WOMAD YOKOHAMA

90年代に横浜みなとみらい地区で行われていたワールドミュージックのフェスティバルが「WOMAD YOKOHAMA」である。"WOMAD"(ウォーマッドと読む)は "World Of Music, Arts and Dance" の意味。大々的に行われたのは最初の2回(91年、92年)で、私も友人の家(なぜか千葉)に泊まり込んで横浜まで行った。

記憶が徐々に薄れていくので当時の記録を探していたのだけど、現地でもらったプログラムや様子を報じた雑誌類は残念ながら全部処分してしまっていた。インターネット普及以前のイベントなので、ネットを探しても当時の情報があまりない。WOMADの公式サイトにもここ数年の記録しかない(日本での開催はなくなったが、WOMAD自体はずっと続いている)。困っていたら、たまたま入った古本屋で当時の「ミュージック・マガジン」を発見した。91年10月号と92年11月号。第1回、第2回のレポートが載っている。ああこれだ、以前処分した号だ(笑)。いそいで買って帰り、しばし15年前の盛り上がりを思い出した。

自分向けの覚え書きと、あと何かの役に立つかも知れないので、第1回、第2回の出演者リストをエントリにしてまとめてみた。

WOMAD '91 横浜 出演者リスト
WOMAD '92 横浜 出演者リスト

当時の出演者でもう鬼籍に入った人も結構いる。月日の流れというものを痛烈に感じた。
コンサートの模様は当時のテレビでいくつかダイジェストが放映されたことがあるが、パッケージとしては出ていない。大勢が出ているから権利関係も複雑だろうし、それに何より需要が無さそうだ(^^)。難しそうだなあ。

参考エントリ: これもついでに。
ポジティブサプライズ: 都はるみで総立ち

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posted by gyogyo6 at 16:17 | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする