2007年03月21日

「とうよう禁止」の真相?

以前の記事で、中村とうようがミュージックマガジン誌上にて「砂漠のゴスペル(盗用厳禁)」なんて書いていたのを「なんのことだろう?」と疑問に感じたのを書きましたが、ひょっとするとこれが原因じゃないかと思われるのが今月号(07年4月号)のアルバムレビューにありました。

デザート・ブルース〜オアシスの夢
宣伝文に "砂漠のブルースという言葉を定着させた名作コンピレイションがいよいよ登場" とあるのは大迷惑。われわれがこの言葉を使った動機は04年5月号に明記してある。しかも本作はドイツでのこの題名のオリジナルではなく第2集。そして06年7月号『アイランド・ブルース』の評で書いたとおりドイツのこのシリーズは《企画・選曲者がまるで音楽が分かってない》から、ぼくはまったく念頭に置いていない。本作も同様。(以下略)

なんか怒ってらっしゃいます。ちなみに「(ミュージックマガジンの)04年5月号」とは、巻頭で「砂漠のブルース」の大特集をやり、中村が久々に8ページもある長い記事を書いた、いわば「砂漠のブルース宣言」みたいな号です。

上記のレビューで中村が付けた点数は10点満点の5点。低いのですが、この人のレビューではよくあることです。ボロクソに書くのも。
ところでこのCD、サブタイトルを「砂漠の夢」と表記しているところもありますが、変更されたのでしょうか。

MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2007年 04月号 [雑誌]MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2007年 04月号 [雑誌]

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そんなことはさておき、ティナリウェンの新作は素晴しい。

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2007年03月18日

真に受ける人がいると困るなあ

あなたがMacを買わない10の理由 について。

タイトルの「真に受ける」云々は、この記事の内容のことではありません。中身はおおむねそんなところではないでしょうか。
そうではなくて、「よーし俺もあいつを勧誘するときはこう言ってやろう」と勘違いする人がいたら困るな、という意味です。

たいがいの人は、パソコンを買う時、特に「確固たる信念」を持って選んでるわけではないでしょう。「Macを買わない理由」なんてどうでもいいんですよ。で、誰かに「Macいいよ」と言われてはじめて「なんでMacにしなかったのか」という理由を後付けで考える。つまりは、自分を納得させるため。そうでもないと「なんでMacじゃなくてWindows」なんて考えない。

であるならば、ですね。買わない理由を「論破」したらその人はマックに乗り換えるのか、というと、たぶんそんなことは起きないでしょう。特に理由もなく選んだものを、「君のその選択は間違っていたんだ」「君はPCのこともMacのことも分かってないんだね」と指摘されて素直に受け入れたりするかな、というところです。「ンなもん放っといてくれよ、なんでそんなこと言われないといけないんだ」って、私がその立場なら感じますね。

あと、マック使ってる人の中には「真実を知っている自分 対 まだ気づいてないその他の人」みたいな考えの人がいて、「早くみんなの目を覚まさせてあげなければ!」みたいな使命感を持ってたりするんですよね。もちろんここでいう「真実」=「Macはすばらしい」であり、「目を覚ます」=「Macを使うようになる」ということです。
へじほぐさんが元記事の秀逸な改変ネタ(Macについて、ジョブスCEOが分かりやすく解説します)を書いてられますが、ほんとこうなってくると宗教やマルチの勧誘と紙一重です。そういう臭いは、勧誘される側は容易に嗅ぎ取ってしまうものです。ああもう。

だから「自分もこう言って誘ってやろう」とか思ったマカーの皆さん、たぶん逆効果ですよ。それよりも、自分のマックと相手のPCとをうまいこと繋げるとか、共同作業するとか、そういう方向を考えた方がいいんじゃないでしょうか。

要するに…、元記事を書いた荻野さんのような立場の人ではないあなたが「Macを買わない理由」への反論を考える前に、「あの人が『Macを買わない理由』をいろいろ挙げる理由」は何だろうかと考えようよ、ということです。そうしたら、Mac好きなあなたのするべきことはなにか、分かるはずです。
ってあれ? こんな締めではこの記事もなんかの勧誘指南っぽいな。まあいいか。

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2007年03月14日

携帯の契約は二人以上で行くべし

義母が携帯電話を新規契約するというのでついていきました。我が家と家族割を組むからキャリアはau、60歳以上対象の「サポートプラン」というやつにするので機種はCDMA1Xのもの。そうなるともうあまり選択の余地はなく、「できるだけ新しくて値段の安い端末」という実もふたもない理由で A5523T に決定。「簡単ケータイフレンドリーケータイ」というやつです。…そんなに簡単にも見えないんですが。

実は先月に、家族割にするのにどんな書類がいるのか(苗字が違って住所も違うので、いろいろ必要と言われた)を事前にショップに聞きに行ってました。その時この端末は新規9800円でしたが、契約の時点ではゼロ円に値下がりしていました。そんなもんか。もし0円じゃなければ別の機種(先月考えていたやつ)にしていたところです。自分のWIN端末よりも使いやすそうでうらやましい限り。

当分質問が飛んでくるのは覚悟しておこう。まずはメールの打ち方からかな。それとも電話帳の登録か。

簡単でも契約は面倒

しかし義母曰く、「小林桂樹のCMで『簡単』とか言ってたけど契約はややこしいわね。なんやかんや変なオプションはあるし」。確かに、お年寄りが一人で契約しようとしたら訪問販売じゃないけれどよくわからぬままいろいろ余計なものまでつけられてしまいそうです。「1500円で半年間故障修理代を補償」とかいうショップオリジナルの保険を勧められたが即決で断りました。「半年故障がなければ、次回の機種変更時に1000円の割引券として使用できます」という内容でしたが次回の機種変なんて何年先だって話。

契約するときは一人だけで行くのは避けて、できるだけ付き添いを頼むべきです。たとえその付き添いがよくわかっていない人であっても、店員の言葉に「それどういうこと?」「どんないいことがあるの?」「なくてもいいんでしょ?」とツッコミを入れてあげるだけで、店員の説明も丁寧になるし自分も冷静な判断ができるようになるはず。

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2007年03月06日

Macバブルだった時代

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マイクロソフトのサイトに存在する鬼っ子コーナー、 mactopia 。MS社のマック向けソフトウエアを紹介しているところです。そこに連載されているコラム Apple's Eye 、3月2日付け記事のタイトルは 「MacバブルへGO!  ○○○マシンはドック式」。むろん、ホイチョイが作ったこの映画をもじったものです。

インテルマックになってはじめてマックを買った人が、タイムスリップしてしまう。行き先は1997年、1994年、1984年。1997年は今と違ってマックのバリエーションがやたらとあり、おまけに互換機なんかもあり、果てはPipPinなんてのまであった時代。1994年は日本でマックのシェアが20%もあり、マック向けの「マルチメディアCD-ROM作品」で売り場があふれていた時代。「マックブロス(MacJapan Bros.)」なんてアッパーな雑誌もありました。こんな雑誌が存在したこと自体まさしくバブルとしか言いようがない。1984年は言うまでもなくMacintoshが発売された年。
…そういえば昔のマックは、同じ筐体を使った新機種が発売されると、旧機種を新機種に「アップグレード」できるというサービスがあったんですな(中身を入れ替える。もちろん有料)。今じゃ考えられない。

現在のアップルは一度味わったどん底から「復調」しているわけですが、ほんの10年ほど前はまさしくバブルと言っても良いような状態でした。コラムには書かれていませんが、価格もやたらと高かった。(もっとも、他のPCも決して安くはなかったですが) 「エバンジェリスト」の方々も、今よりずっと威勢が良かったと記憶しています。バブルとは弾けて初めてそうとわかるものです。

コラムの主人公は勝手に昔にタイムスリップしてしまうのですが、もしも誰かから「Macバブルの崩壊を止めろ!」という指令を受けていたとすれば、いったいどこでどうすればよかったんでしょうか? ただ、その指令を出すのがスティーブ・ジョブズでないことは確かです。彼はバブルの崩壊があってこそ、今の地位にいるわけですから。

一番バブリーなマックと言えばやっぱりスパルタカスですかね。それともIIfxでしょうか。

posted by gyogyo6 at 00:05 | Comment(4) | TrackBack(0) | 林檎 | 更新情報をチェックする

2007年03月03日

とうよう禁止

「砂漠のブルース」という言葉はすっかり有名になりましたが、現在発売中の「ミュージック・マガジン」07年3月号MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2007年 03月号 [雑誌] での中村とうようによるアルバム・レビューが面白い。

彼はこの号で、砂漠のブルースの雄であるティナリウェンの新譜に10点(満点)をつけて絶賛していますが、もうひとつ「オランの夜」というアルバムにも9点をつけて高評価。その評にこんな言葉が。

一般に知られるライとは一味違うマグレブの(大ざっぱに言ってイスラーム神秘主義の)宗教音楽特集で、ビートの強烈なものが主体。いわば"砂漠のゴスペル"((c)中村。盗用厳禁)の熱い演奏で、演奏のパタンはいろいろだが、どれも力がこもってる。

「(c)」はマルC、著作権表示のマークです。とうよう厳禁らしいです。「砂漠のブルース」関連で何かあったんでしょうか?

オランの夜~ライヴ、フェスティバル・レ・ゼスカル2005~オランの夜~ライヴ、フェスティバル・レ・ゼスカル2005~
オムニバス

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アマン・イマン〜水こそ命アマン・イマン〜水こそ命
ティナリウェン

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追記

ひょっとするとこれが原因かな。
「とうよう禁止」の真相?

posted by gyogyo6 at 18:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

「神童」映画のほうの演奏曲 (iMixつき)

前の記事では「神童」コミック版についてでしたが、こっちは映画の話。とはいっても公開前で、私もまだ観ていません。

この映画で松山ケンイチ演じる和音(ワオ)のピアノを吹き替えるのは清塚信也。この人は、昨年ドラマ化された「のだめカンタービレ」では千秋のピアノも吹き替えていました。それってどうなの? と思ってしまいますが、時期的にはこの「神童」の収録の方が「のだめ」より先のはずです。(撮影等は昨年の春に行われています)講師役で出演もしているそうですが、果たして演技力はどうでしょうか(^^)。

また、成海璃子演じるうたのピアノは和久井冬麦という12歳(!)のピアニストが吹き替えています。現在ウィーン留学中だって。いろんな人がいるところにはいるもんですね。(冬麦さんの公式ページ

映画音楽担当はハトリミホ(羽鳥美保。exチボ・マット、ゴリラズ)、主題歌(?)はミト w/原田郁子(クラムボン)。さてクラシックがテーマの映画でこの音楽がどういう効果をもたらすのだろうと、ちょっと興味深いです。

「神童」映画版で演奏される曲は以下のよう(予告編より)です。(順不同)

  • ベートーヴェン ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
  • メンデルスゾーン 無言歌 Op.62-6 「春のうた」
  • ショパン 12のエチュード Op.10-4
  • ショパン 12のエチュード Op.25-11「木枯らし」
  • シューベルト 即興曲 Op.142-2 D935
  • モーツァルト 歌曲「春へのあこがれ」K.596
  • モーツァルト ピアノソナタイ短調 K.310
  • モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 K.466

こちらもiTunesで リストを作ってみました。
「神童」演奏曲リスト icon (リンク先・要iTunes)

ひとつ前の記事と比べてもらえれば、傾向の違いがわかります。ストーリーの冒頭、うたが和音の前ではじめてピアノを弾いてみせて天才ぶりを見せつける場面、原作のまんがではドビュッシーの「金色の魚」ですが、映画ではこれがメンデルスゾーンの「春の歌」に置き換わっています。春の歌、といってもピンとこない方もいるかと思いますが、とても有名なメロディを持つ曲です。「黒豆ココアー」と氷川きよしもうたっていたような(^^)。ドビュッシーの方は…、まあ、ピアノの好きな方ならご存知でしょう。大変美しい曲です。Wikipediaでは「ピアノの難曲」扱いされています。

まあ、こんなことを書き連ねていても仕方ありません。観に行かねば!

映画のサウンドトラックも出るようです。

「神童」オリジナル・サウンドトラック「神童」オリジナル・サウンドトラック
サントラ

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追記:観てきました

感想はこちらに書きました

posted by gyogyo6 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(2) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする