2008年01月31日

このブログはどこを読まれているのか

(Seesaa管理画面の表示を信じるなら)このブログ内にある記事の数が400になりました。

ちょうどいい機会ですので、2008年1月の記事閲覧数を調べてみました。このブログでよく読まれているのはいったいいつ頃の記事なのか。1ヶ月の閲覧数上位20記事を分類してみました。なお、記事は2004年9月のものからあります。

  • 2008年の記事  25%
  • 2007年の記事  7%
  • 2006年の記事  11%
  • 2005年の記事  46%
  • 2004年の記事  11%

「2008年の記事」には、トップページ(最近5記事)の閲覧も含みます。

…なんと申しましょうか。最近のものより、3年前の記事への需要の方が高いのですね。これは、閲覧数の突出して多い記事がひとつだけ2005年にあるわけではなく、いろいろあっての合計です。過去の日付の記事を検索して来られる方が多いということです。ここで3年ほど記事を寝かすとちょうど読み頃になるとか?
これからは、新しい記事も2005年の日付で投稿しようかしらん。

古い記事も最近の記事も、よろしくお願いします。

posted by gyogyo6 at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | このblog | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

「そのものの凄さに驚かされます」

「ベートーヴェンの交響曲」の中で、著者の金聖響は「誰それの演奏が良い悪い」とはほとんど書いていない、ということを前記事(「「ベートーヴェンの交響曲」を読みました」)にも書きました。しかし唯一、名指しで「これはスゴイ」と言っている演奏があります。それが、カルロス・クライバーが指揮した第4番です。

たとえばフルトヴェングラーの指揮したベートーヴェンの『第九』のCDなどが、いまも「フルヴェンの『第九』」などと称えられたり宣伝されたりして、その指揮ぶりや音楽の組み立て方が評価されているのとは異なり、クライバーの場合は、ベートーヴェンの第四番の音楽そのものの凄さに驚かされます。この違いは大きいと思います。

とは、もう最大級の賛辞と言ってよいでしょう。

そんなわけでものは試しと、買ってきましたDVD。1983年のライヴ。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(現・ロイヤル・コンセルトヘボウ)。

B0006GAWT2 ベートーヴェン:交響曲第4番イ長調変ロ長調 作品60/交響曲第7番イ長調 作品92
クライバー(カルロス) ベートーヴェン ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ユニバーサル ミュージック クラシック 2004-12-22
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

いやこれは確かにすごい、と思いました。私が持っていた某指揮者による全集の演奏とはずいぶんと違った曲に聴こえます。指揮者による違いというのはこんなにあるものなのだなあ、と今更ながらに感じました。

「ベートーヴェンの交響曲」で、聖響さんは「指揮者の頭の中では演奏中に『理想の音』が鳴っている。それと、実際にオーケストラが出している音とを聴き比べ、『理想の音』との違いを瞬時に修正していく、それが指揮者(をはじめとする演奏者)の仕事のすべてであり、またそれが一番難しい」と書いています。その意味が、よくわかります。

音だけでもスゴイですが、指揮ぶりもまた凄い。映像として残っていてホントにラッキーだなあと(しかも今は安いし!)思います。なんでも、これの発売当時はクラシック界にセンセーションを巻き起こし、聖響サンが書くようにクライバーだけではなく「第4番」そのものへの評価がガラッと変わってしまったとか。なるほどですね。
第4番だけじゃなく、第7番も素晴らしい(というかこのDVDでは多分こっちがメインじゃないかと)。今から観る人の楽しみを損ねては困るので詳しくは書きませんが、曲の重要な部分で彼は指揮の手を止めてしまうんですよね。「目で指揮してる」のかもしれませんが、この格好よさったらありません。
そして彼の指揮するテンポの速さに必死でついていく楽団員。なんだか大変そうですが、彼らの頑張り(ほんとにそうとしか見えません)が、この演奏を指揮者の『理想の音』に限りなく近づけているのでしょう。

ところで第4番の第1楽章、序奏が終わってテーマが出てきたときに「あーこれは聴いたことがあるぞ!」と昔の記憶が蘇りました。私が中学生だか高校生だかの時にクラシック狂の友人がいまして、彼から毎週のように「これを聴け」とテープを貸されていたことがあったのです。(私は、お返しにロックやら何やらのアルバムを貸してあげてました。互いに「感想文」(笑)を提出し合ったり。ヘンなことやってました)
そんな彼からあるとき渡されたのが「ベートーヴェンの第4番」。「英雄」やら「運命」やらの標題がついた曲くらいしかまともに聴いたことのない私は「第4番? そんなんあったんや、知らんわ」と思ってましたが、それがクライバー指揮のものだったのです。この演奏はクラシック素人の私にとっても妙に面白く、楽しく聴けたのを今になって思い出しました。(もっとも、当時「感想文」を提出したらお互いさっさと忘れてしまっていたのですがね)

貸してもらったのはLP(を録音したテープ)だったから、このコンセルトヘボウ版ではなく当時新譜で出たばかりのバイエルン国立管弦楽団版(これもライブ録音)だったと思いますが、同じような印象でしたね。そのとき「面白いからこの指揮者のをもっと貸せ」と言わなかったのは人生の大いなる損失だったか、それとも深みにはまらずに助かったというべきか。

posted by gyogyo6 at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

「ベートーヴェンの交響曲」を読みました

講談社現代新書「ベートーヴェンの交響曲」を読みました。

指揮者・金聖響がベートーヴェンの交響曲全9曲についてその魅力を語りおろした本。玉木正之との共著。どうも、聖響サンの語りを玉木氏が文章化した、という感じです。

彼はこの書で、一貫して音楽そのものについて語ります。「ここは怒りの感情がほとばしるようで圧倒されます」なんてことは言いません。彼が語るのは曲の構造の美事さ、彼が語るのはメロディのパートを次々と違う楽器に渡しながら微妙に変化させていく展開の妙、彼が語るのは確立された「型」をあえて破っていくお茶目さ(ベートーヴェンが!)です。これは、指揮者ならではの語り口かな、と感じます。

聖響氏は、「ベートーヴェンをCDで聴くときは手元にスコア(楽譜)を置いて読みながら聴くことをおすすめします」なんて書いてます。「楽譜が読めなくても、音符の流れを追っているだけでも楽しいはず」…って、それはやはり楽譜が読める人の意見じゃないか、敷居高いよなあと思いますが、これもやはり聖響氏の「ベートーヴェンが表現したかったことはすべて楽譜に書いてあり、それ以上のものはない」という考えのゆえなのでしょう。実際、読めば面白いのですよ(私は一応読めます、為念)。「何回か読んで終わりの小説と違って、シンフォニーのスコアは一生眺めて楽しめますからお得ですよ」って、それにうなずける人はかなり限定されると思いますが(汗)。

さてベートーヴェンの交響曲で、最近急速に有名になったものといえば、「のだめ」で全面的にフィーチャーされた「第7番」です。(なんでも、全音楽譜が出している「ポケットスコア」のシリーズで、2007年に一番売れたのは「運命」や「新世界より」を抑えて「ベト7」だったそうです)
しかしながらこの本では、その「のだめ」に関する言及はありません。聖響氏、一部では「千秋のモデルでは」とも言われているようですが、どうしてなんでしょうね。版元も同じ講談社なのに(笑)。
聖響氏の「のだめ」評、というか、「フィクションに描かれた音楽」についての意見を読みたかったところですけれど、それはまたの機会ということで。この本がベストセラーになって、シリーズ第2弾「マーラーの交響曲」なんて本が企画されたときに考えていただきましょう。(まさか、マーラーも「スコアを読め」なんて言いませんよね?)
追記:玉木氏の日記によると、第2弾の企画がはやくも進んでいるらしい。『ロマン派の交響曲〜「未完成」から「悲愴」まで』、中心はブラームスだそうです。

曲のことを語る合間には、もちろんいろんなエピソードも挟まれます。その「第7番」の初演をめぐるエピソードなども興味深いものでした。当時のヨーロッパは、ナポレオンが大陸を席巻し、そして敗れて島流しになった、そんな時代。ベートーヴェンも頼まれて「戦争交響曲」なる向こう受けする代物を作り、これがまた(戦勝記念もあって)大衆にえらい人気を博していたわけです。彼はその「戦争交響曲」目当てで来たウィーンの聴衆に第7番の初演をぶつけ、大評判を取る。それまでベートーヴェンは、貴族などの物好きが注目していた「現代音楽作曲家」だったのが、一躍「時代を代表する大スター」となる、そんな曲だったというのです。
なるほど「のだめ」のテーマ曲になった理由が、なんとなくわかりましたよ。聖響サンは「第4楽章などはもう完全にロックで、ぜひジミヘンに弾いてもらいたかった」なんて言ってます。

そして今でも人気の高い「第7番」とほとんど演奏されなくなった「戦争交響曲」を対比して、流行とは何だろう、後世に残る音楽は何だろうと問いかけます。(しかしながらここでビートルズとストーンズを対比させているのは、異論がある人も多いと思いますが・笑)

この本には楽譜もたくさん収録されていますし、文中でも「文字でうたってくれて」います。(「♪ソソソソ〜、ソソソソ〜、ソソソソ〜、シラソファ〜…」とか「♪タララティータララッタッラララリララ〜」というふうに。さて、これはどの曲のどの部分でしょうか)
とはいえ、やはり実際の曲を聴かないとイメージも湧きません。幸い、今はCDの交響曲全集(5〜6枚組)が2千円台からありますので、ぜひ聴きながら読みたいものです。この前CDショップを覗いたら、カラヤン&ベルリン・フィルという大物の全集が3千円台で売られていて(もちろん新品です)驚きました。
…というか、もともと私がこの本を買った理由が、何年か前に6枚組の全集を買ったものの有名曲以外はほとんど聴いてないという困った状態なのをなんとかしようというものでしたので。

4062879158ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)
金 聖響 玉木 正之

講談社 2007-11-16
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ところで、同業者という立場だからかどうか、この本では「おすすめの演奏はこの指揮者」とか、「この人は巨匠ぶってるがダメ」といった話はほとんど出てきません。しかし唯一、「これはスゴイ」と書いてある演奏があります。さてそれは誰のどの演奏でしょうか?

posted by gyogyo6 at 00:25 | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

新製品追っかけ隊

林檎会社の新製品が発表されるたびに、あちこちが騒々しくなります。アップル追っかけ隊、新製品追っかけ隊の皆さんはほんとうに熱意があるなぁと感心しきりです。

というわけで MacBook Air は、今見ても目の毒なので見なかったことにします。来年、再来年くらいに今使ってる MacBook 買い替えよっかと考えたとき、検討してみよう(あれ一台ですべて済ますのはちょっと辛そうだけど。見た目の美しさはピカイチだけど、見て愛でてるだけのがいいような気も)。それにしてもすっかりワイヤレス仕様だなあ。FireWireはおろか、有線LANポート(RJ-45)もついてないのか。次はiPodのワイヤレス化が来るかな。Wi-Fiでのネット接続はiPod touchで実現しているけど、iTunesとの同期もやってしまうようなやつね。

…と、私も騒々しさに加担してしまいました。それにしてもアップルはニュースを作るのがうまい。ソニーが同じようなVAIOを作っても、メディアの反応はきっと何分の一かでしょう。
アップルが製品ラインアップを絞っている効果もあるんでしょうか。VAIOなんて何種類あるのかさっぱりわからん(VAIO製品情報)。

参考:過去のMacWorld関連記事

ここのブログで、毎年1月に行われているMacWorldのことを書いた記事です。

iPod shuffle & Mac mini (2005/1/12)
あー、どちらもこの時が初登場でしたねえ。「良くも悪くもアップルにしか作れない」なんて書いてる。

「2倍速い」「4倍速い」はいいのですが (2006/1/11)
この時発表されたのは MacBook Pro に iMac。intel Mac がデビューしたんですね。

で、2007年は… あれ? 記事にしていません。この時は iPhone が発表されてセンセーションを巻き起こしていましたが… 自分の興味の外ということだったんですね。

posted by gyogyo6 at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 林檎 | 更新情報をチェックする

2008年01月06日

なぜ「川の流れのように」なのか

以前、「なぜ『川の流れのように』が美空ひばりの代表曲扱いされているんだろう」という疑問を書いたことがあります(記事「ひばりのA列車」)。秋元康の陰謀か、というあたりで考察は止まってましたが、今回「ひばり島珍道中」を久しぶりに聴いて(記事「明日『ひばり島珍道中』再放送」)、なんとなく合点がいきました。

「珍道中」でDJの大滝詠一は「美空ひばり演歌の最高峰が『悲しい酒』なら、ひばりポップスの最高峰は『ロカビリー剣法』だ」説を述べています。それが確かに正しいことは、聴いてみると分かります。しかし同時に分かるのは、「これらの曲は美空ひばりクラスの歌手しか歌えない」ということです。

対して、『川の流れのように』はどうでしょうか。この曲は難易度もそんなに高くなく、別に美空ひばりでなくてもうたえると思うのですよ。誰もがうたえる、皆んなでうたえる。よく合唱に編曲されたりもしてますが、ああいう感じです。

要するに、歌そのもの、曲そのもの、としてではなく、コミュニケーションのツールとして『川の流れのように』は優秀なのです。これは最近の「ヒット曲」と呼ばれるものの傾向と同じです。
「故人をしのびながらみんなでうたう」には最適。美空ひばりがこの世を去った現在は、そういう「使われ方」ができる曲が「名曲」「代表曲」とされるんではないでしょうか。

あるいはこう言い換えることもできます。「初音ミクは『川の流れのように』は得意だけれども『ロカビリー剣法』はうまくうたえない。そして、初音ミクがうたえる曲かどうかがその価値を決める。それが今の傾向」

…大滝の選曲の妙もあるのでしょうが、「ひばり島珍道中」を聴いていて改めて彼女の歌手としての凄さを感じました。誰も代わることができないんですよね。 …もちろん、この番組に『川の流れのように』の居場所はありませんよ。

posted by gyogyo6 at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

ケータイでFM放送録音に挑戦→その結果…

ひとつ前の記事に書きました「大滝詠一リマスタースペシャル」最終日の「ひばり島珍道中」。仕事中だけど無理してでも聴いてやろうということで…

私が使っているau携帯電話(W53SA)に "EZ-FM" というFMチューナーのアプリがあったので、それの録音機能を使ってみることにしました(仕事中にラジオは聞けないので)。しかしながら。音質はちょっとビットレート低めでモノラル、おまけに録音した音声ファイルはケータイの内部メモリから外へ移動できないという仕様であったことが判明し、ほとほと困っております。microSDカード経由でiPodに移すつもりだったのに、録った音はケータイでしか聞けないようです。著作権への配慮などがあるんでしょうか。うーむ不便だけど今さらどうしようもない。

おまけにおまけに途中でケータイにメール着信がありそこで録音が途切れてるし(1時間15分経過時でストップ、つまり後半45分が録れていない。マルチタスク処理じゃないのか、このケータイは)。残念だけど「しゃーない」としか言いようがありません。録れた分だけでもゆっくり聴きましょうぞ。

それはそれとしてですね

電車の中でケータイにヘッドフォンを挿して音を聴くというのははじめての体験だったわけですが、使い勝手とかはともかくこの軽さはいいですね。いま携帯オーディオはHDモデルのiPodを使ってますが、 iPod nano にしてみようかな。と要らん物欲が出てきた年明けでした。

posted by gyogyo6 at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

明日「ひばり島珍道中」再放送

このお正月にNHK-FMで「大滝詠一リマスター・スペシャル」というプログラムが放送されています。大滝がNHKでDJをつとめた数々の番組から貴重なものを「当時は編集でカットされた秘蔵音源も交えて、彼ならではの解説を加えて現代に蘇らせる、“番組のリマスタリング”」というものです。音源は大滝氏自身が保管していたものだそう(NHKには残ってないらしい)。

1月4日は、名作中の名作・渾身の美空ひばり特集「ひばり島珍道中」です。「ポップス歌手としての美空ひばり」を、博覧強記の大滝氏が2時間にわたって再構築した画期的なプログラムでした。当時聴いた私の感想は、以前に「ひばりのA列車」という記事にしています。

放送時間は午後2時から午後4時。これはエアチェック(死語)せねば。…と言いたいところですが私はこの日が仕事始めです><。どうしましょう。

…どうしましょうの顛末は次の記事へ…

曲目は以下の通り。(以下、NHKの番組表より)

続きを読む
posted by gyogyo6 at 22:17 | Comment(0) | TrackBack(1) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

ポジティブ・サプライズ

あけましておめでとうございます。

ところで、サッカー日本代表のオシム前監督は、次のようなメッセージを発表したそうです。

フットボール(サッカー)はサプライズ(意外性)のゲームであり、
(その点で)人生と似ています。

新しい年2008年がポジティブなサプライズの年でありますように。

また、選手およびサッカーファンの皆さんにとって、
幸運と健康に恵まれますよう心よりお祈りします。

イビチャ・オシム前日本代表監督からのメッセージ(08.01.01)

ここのブログは去年7月に「ポジティブサプライズ」から「フェルマータ」にタイトルを変更したのですが、もう一度元に戻してみましょうかね?

ことしもよろしくお願いいたします。

posted by gyogyo6 at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする