2008年02月29日

さて、チャートの価値はありやなしや

ブランドバリューなら世界一であろうビルボードが、日本のヒットチャート集計・発表をはじめたのだそうです。特徴はレコードセールスのみのオリコンと違い、セールスにラジオ放送回数を合算したチャート(本家Billboardもこの方式ですね)ということ。「その曲が世の中にどれだけ広まってるか=ヒットしてるか」を示す指標としては、こちらの方が実感あるんじゃないかと思いますね。でも世界のブランドが日本でも通用するのかどうかはよくわかりません。

で、見てみました。TSUTAYAと提携しているということで同社のサイトにチャートが掲載されています。どれどれ。

チャート100 - Billboard - TSUTAYA online

うわ、全然知らないわ。これはやばい。ジェロ君だけだよわかるのは。ヒットチャートを追いかけなくなって久しい自分には別世界です。

いや待て、そもそもヒットしているものを並べるのがヒットチャートなのであって、とすると「ヒットチャートを追いかけないと何がヒットしているか分からない」という状況は、要するに「何もヒットなんかしていない」ということでしょうか? よくわからなくなってきました。西城秀樹の言葉として以前紹介(記事)した、「お母さんが『やめろっと言われても』と口ずさみながら夕食のダイコン切っている」という風景は、このチャートからは浮かんできませんし…。

(参考)
日本版ビルボードチャート提供開始−シングルチャートなど4種類 - 六本木経済新聞
オリコンの使い方使われ方(このブログの過去記事 2006/12)
続・オリコンの使い方使われ方(このブログの過去記事 2007/1)

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2008年02月26日

こういう役割が似合うようになったね、クラプトンは

北朝鮮、エリック・クラプトンさんに公演依頼 英紙報道 (asahi.com)

26日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、北朝鮮が英国出身のギタリスト、エリック・クラプトンさんに来年、平壌でコンサートを開くよう依頼したと報じた。クラプトンさんも基本的に同意しているという。

元記事はこれですね。

N Korea strikes chord with Clapton invite (FT.com)

なんというか、クラプトンってこういう役割が似合う人になったな、と。あともう一人お似合いの人がいますね、その名はポール・マッカートニー。

まー、北朝鮮人民(と幹部)にマドンナのステージを見せてやれば、少しはあの国の風通しも良くなるのではないかと思いますが、実現はなかなか難しそう。でも、ニューヨーク・フィルよりクラプトンより効果あるんじゃないかなあ。

そうそうそのニューヨーク・フィルご一行ですが、平壌公演のあとは韓国でも演るとか。せっかくご近所まで来てるというのに、日本を素通りとは残念なことです。

追記

関係があるかどうか分かりませんが、CNN ほかによると、金正日総書記の次男である正哲氏がクラプトンのファン、という話があるそうです。

posted by gyogyo6 at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2008年02月24日

ドラクエ・恐怖ポイント@2000年

自分のMacの中をSpotlightで検索していて、「ドラクエ恐怖ポイント」という8年前の2chスレを発見しました。発見といっても、私がブラウザからテキストファイルに保存してそのまま忘れていたものです。読み返してみて「あーそうだよな」と今でもうなずくことが多かったので、ちょっとここに載せてみることにします。時期的には、「7」の発売直前ですね。
今日だけここは2chスレコピペブログです。2ちゃんねる草創期の雰囲気とともにお楽しみください。

家庭用ゲーム板

ドラクエ・恐怖ポイント

1 名前: bunroku 投稿日: 2000/05/25(木) 15:56
ドラクエって局地的にかなり「怖い」描写が多い気がする。
2のラストダンジョンの「幻のローレシア城」は
何か得体知れない怖さあるし、4の2章のラストも不安で怖い。
ピサロの人間殺し(夢で見るやつ)は、突然画面が真っ赤になって
かなりぎょっとした。

続きを読む
posted by gyogyo6 at 18:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年02月21日

マイコーさんの「スリラー」25周年

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大金持ちでネヴァーランドの主で借金王で破産寸前で整形似非白人で児童虐待で変態でと散々な言われようのマイコーさん49歳ですが、この頃のマイケルはホンモノのスターでした。クインシー・ジョーンズがプロデュースした一大傑作、などと改めて言うまでもないでしょう。アル・ヤンコビックのようなパロディ芸人にまで恩恵をもたらしたというおまけつき。この大成功が回りまわって現在の「大金持ちで破産(ry」という状態のもとになったというのはとりあえず置いときましょう。

私は、あまりに売れすぎていたため当時は敬遠していました。そんなわけで全部通して聴くのは実はこれがはじめてだったりするのですが、それでも曲をほとんど知っていたのには笑ってしまいました。いかに当時あちこちでかかっていたかということですね。

何曲か「2008年リミックスバージョン」も収録されていますが、これはオリジナル版の勝ちだなあ。ビデオクリップは "Billie Jean" "Beat It" "Thriller"(ロングバージョン)がDVDに収録されています。当時死ぬほど見せられたビデオです。それに加えてモータウン25周年ライブでのパフォーマンス。
あと、"Beat It" のギターソロを弾いてたのがエディ・ヴァン・ヘイレンだったことを今頃知りました(笑)。

しかしもう25年経ったのか…。現役の中高生に「いいからこれ聴いてみろ」と言っても迷惑がられそうだなあ。というのも、自分がそう言われたら迷惑だろうから。

80年代の中高生(というのは自分のことなんですけど)が、「お前ら25年前の音楽も素晴らしいから聴いてみろよ」と言われて「それもそうだな」と素直に聴くはずがない。80年代の25年前というと1950年代の音楽でして、そんなのよほどの好き者でないと聴いてなかったなあと。旧譜の入手しやすさなど、当時と現代では時代感覚が違うかもしれませんが。

(50年代といえば、たとえばポップスならエルヴィス、ジャズならカインド・オブ・ブルー(マイルス)、そして日本では「チャンチキおけさ」三波春夫で御座います、とかいったあたりです。)

posted by gyogyo6 at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2008年02月18日

またやってますよ、ホワイトデー

アップルの定番キャンペーン、今年もやってますよ。「ホワイトデーギフトガイド」。→

Apple Store(Japan)
(注: キャンペーンは終了しています)

ところで、ホワイトデーはどうだか知りませんが、バレンタインデーの方は最近じゃ意味合いが結構変わってるんだそうです。中高生の女の子へのアンケート結果によりますと、

バレンタインデーにプレゼントをあげる予定があると答えた回答者のうち、プレゼントをあげる相手は、女友達が87%と最多で、家族や本命などを大きく引き離しています。また、プレゼントをあげる人数は10人以上が全体の約半数で、女友達同士で積極的なプレゼント交換が行われていることがうかがえる結果となりました。

なんですと(「中高生のバレンタインデーに関する調査」より)。この「87%」というのは複数回答の数字で、以下「家族」53%、「本命」38%と続きます。なんか、「秘めた思いの告白」なんてのよりは友達同士でわいわい楽しむイベントっぽくなってるんでしょうか。であるならば、今年チョコを貰えなかった男子諸君も悲観することはないですね。たぶん。

でも、バレンタインデーがこんな調子なら、ひょっとしてホワイトデーも「男同士でブレゼントし合う日」になってますか? それはないよねえ。 …と、学生生活なんてはるか昔の話になっちまった人間なので、そのへんの事情が全く分かりませんです。

ちなみに私のバレンタインですが、お昼休みに会社近くのメシ屋さんに入ると、レジのところに「ご自由にお取りください」とアルファベットチョコレートがかごに入れてありました。お言葉に甘えてひとつ貰ってきましたが、愛情も友情も何もあったもんじゃありません。

posted by gyogyo6 at 19:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

MacBookにメモリを増設

1GBだったMacBookのメモリを2GB(1GB×2)に増やしました。4GBにしても良かったのだけど、うちのMacBookは初代なので4GB搭載しても3GBまでしか認識してくれないのでMOTTAINAI。メモリの値段は昨秋ごろからずいぶん値下がりしていたようですね。いつの間に2GBで4千円台なんかに。
一方、MacBook用のメモリは本家アップルストアでも売られていますが、値段が…こんなの

価格37,800円。さぞかし高級なメモリなんだろうなあ! アップルストアの仕入先はどこなのでしょうか、ちょっと興味があります。なお、アップルストアでMacBook(標準1GBメモリ)を購入する際にカスタマイズで2GBにするとプラス18,900円。4GBにすると…すごい値段になります。理解し得ず。

さて、メモリも増やしたことですし、最近アップデートの出たLeopardをそろそろ入れて見ましょうかね。

2/27 追記: さすがに

さすがにメモリを倍の2GBにすると、ちょっとやそっとではメモリスワップしませんねー快適。今までは、ちょっと大掛かりな作業をさせようものなら /var/vm のフォルダにスワップファイルがどんどんできて動作がもっさりしていたのですが、格段に改善されました。やはりメモリは多いに越したことはない、と。

また、上にあるアップルストアの増設メモリその他の記述ですが、昨日(2/26)にMacBook(Pro)のアップデートがあったタイミングに合わせてかどうか、リンク先のメモリは値下げされています(37,800円→23,520円)。それでもまだ相当高級なお値段ですが!(もっとも、メモリの価格はまさに水もの、「時価」なんて簡単に上がり下がりしますから、アップルストアのような場所で「時価」並みの値をつけられないのは分かる気がします) あとカスタムモデルでメモリを増設した場合の料金も改定されていますし、何より上位機種では標準で2GBメモリとなるなど、さまざまな改訂があるようです。記事をupしてからたった10日でいろいろ変わってしまった。

posted by gyogyo6 at 11:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 林檎 | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

和音も弾ける! ブログパーツ

面白いブログパーツがあったのでご紹介。ピアニカいいよねえ。

するほどのこともありませんが操作説明。鍵盤を押すと音が出ます。マウスで弾けます。キーボードでも弾けます。「?」マークにカーソルを合わせると鍵盤にガイドが表示され、キーの同時押しで和音も出ます(これはいい!)。

さすがはヤマハ製(だからかどうかは知りませんが)、結構ちゃんと弾けます。我と思わん方は、「ラプソディ・イン・ブルー」なんぞに挑戦してみては如何。

参考: ブログパーツ配布ページ

posted by gyogyo6 at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | このblog | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

Joe Jackson の日本盤が出なくなって早何年

ジョー・ジャクソンの新譜が日本盤としてリリースされなくなって何年経つのだろう。昔のヒット作「Night and Day」などは売られ続けているし、昨年はA&M時代の9枚組紙ジャケボックスなんてのも出ましたが、新譜となると出る気配がありません。海の向こうでニューアルバムが先月出たんですよ。知ってるかな。その前にJoe Jacksonを知ってるかな。知られてなきゃ日本盤なんて出るわけないですね…。

というわけで新曲のライブ映像など収録されたDVDつきのニュー・アルバム(重量盤アナログでも出ます)は、ピアノ・ベース・ドラムスのトリオ編成でシンプルに聴かせます。これはいい。一時期はほんとに迷走していて(日本盤が出なくなったのも理解できる)どうなっちゃうんだろうと思っていたが、ここ数年は再びやる気が復活してきたみたいで充実した音楽をやってます。試聴はプロモーションサイトから。(あるいは下のiTunes Storeでも)

RainRain
Joe Jackson

Rykodisc 2008-01-29


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なお日本でCDのリリースはないが、iTunes Store(Japan)ではDVDのコンテンツも込みで売られています→ Joe Jackson - Rain (←リンク先要iTunes)。要するに日本でのリリース形態は、いま流行りの「配信のみ」ってやつ。…いや微妙に違いますね。CDショップの棚に並べてもらえそうにないアーティストからこうなっていくんだろうという例でしょうか。にょろーん。

posted by gyogyo6 at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

「レコード業界」の今後

SHM-CDで音が良くなったかどうかなんてことは関係なく、CDそのものがだんだん肩身が狭くなってきているのは残念ながら厳然たる事実です。今、駅前のビルに大きな面積の店を出しているタワレコやら何やらというショップは、いったいいつまでその形態を維持していけるんでしょうか。それより以前に、どこの駅前にも必ずあった小さなレコード屋さんは今や虫の息ですが…(うちの駅前には健在です。小学校の同級生が店主です。演歌のカラオケテープしか売れへんわと嘆いておりますが)。

自分も、CDやレコードという形に慣れ親しんできたので、こういう「パッケージ」の未来がどうなってしまうのかは心配です。…ということを、iTunesで音楽を流しながら書いています。AACの圧縮音源をMacBookのスピーカーで聴く、なんてほんとしょぼい音になりますが、これで十分なシチュエーションというのも確かにあるわけで。

そんなわけで、最近目についた文章から。

レコード、つまり、音楽を録音したパッケージを売るという至上目的のために、他のすべてをプロモーションと考える。かつてのシステムはそういう方向で肥大してきた。だが、それががらがらと崩れ落ちて、今度は商品はレコードではない、音源はタダで配っても、その他のマーチャンダイズで利益を得ればいい、というビジネス・モデルが出現しつつある。今回のレディオヘッドもそういう側面を持つし、プリンスがイギリスの新聞に新作CDを無料でオマケとして付けて配布したのは、まさに象徴的な例になる。
僕はレコードというものに強い思い入れを持つ人間なので、それはそれで残念な気持ちが強い。「レコードを売るためのツアー」も歪んだ形だったかもしれないが、「ツアーや物販で利益を上げるために配布されるレコード」というのもどうなのだろうか。レコード会社不要論とは別のところで、何か重要なものを置いてきぼりにしているような気分は拭えない。
(高橋健太郎・レディオヘッドインタビューに寄せて)
誰もが音楽を配信できうるという意味で、誰もが音楽家になりうる環境が用意されている現状で、アーティストの価値の立証はどんどんと売り上げのみへと集約されていっている。インディの狭い市場でさえ、二番煎じを狙う方向で需要を掘り起こすしかない事態に陥っている状況では、アーティストはますますセルフ・プロデュースに長けた一個人事業主として生き抜いていかねばならない。何を作るのか、という以上にどう見せ、どう売っていくのかにも配慮せざるを得なくなっている。
(原雅明・シスコ閉店に象徴される業界の激変について)
買うたびたまげるぶ厚いケースのせいで、幅1mを超えてウチのCD棚を猛進する浜崎あゆみ作品群を眺めて思うの。売れなくなってれば耳を治す暇もあったんじゃないかと。
(石井恒・これがヒットよ!)

…ごめん最後のはちょっとずれた。だけど全く無関係でもないですよね。

posted by gyogyo6 at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

で結局、SHM-CDってどうなのと訊かれたら

SHM-CDについての記事を書いたところ、この言葉で検索してこられる方がたいへん多くて驚いています。私は最近まで知らなかったのですが、注目度は高いんでしょうか。

で、「お前はこれでいい音になったと本当に信じてるのか?」という疑問もあるかと思いますので、現時点での私の考えを。もっとも、聴き比べをしたのは1枚だけなので、そこは割り引いてお考えください。

  • 少なくとも私の環境で聴くと、何かしら音が違う気がする。
  • しかしその原因が「超高品質素材」のせいかというと、よくわからない。
  • だれか教えてください。理系の皆様が集うスラッシュドットでは「そんなの変わるわけねーwwwだったら証拠を出せwww」という意見が支配的ですが、そうじゃなくて、「もし音が変わる(と感じる)なら、それはなぜだろう」というのが知りたい。
  • いや別になぜだか分からなくてもいいですけどね、という気持ちもちょっとある。
  • もし「気のせい」だとしても、「いい音で聴けたよ♪」という「いい気分」を買えるのなら、それもそれでいいかと思う。
  • たとえば温泉旅行は、「腰痛に効く」とかいった効能を期待して、というよりは、総合的なホスピタリティを求めて行くでしょう。そんな感じ。それに温泉よりは安い。
  • ただプラス1,000円は「いい気分代」としてちょっと高いのではないかと思う。
  • 私はそんなに音質マニアでもないので、既所有のアルバムがSHM-CDで発売されても買い直すことはたぶんない。
  • しかし紙ジャケ化とコンボで攻撃されたら、わからない(^^)。
  • 旧譜のSHM-CD化はともかく、今後の新譜がSHM-CDで出るのなら(あんまり高くならないという条件付で)賛成。
  • ところでCDっていつまで発売されるんでしょうね?

まとめ。「器を変えたら音が良くなった」とか言われますが、SHM-CDというのは、まさしく料理にたとえると「高級な食器」なんだと思います。いい器に盛ってくれれば、100円ショップで売ってる食器でいただくより明らかに美味しくなります。リマスタリングは料理の素材を厳選する作業、SACD等はより高いグレードの料理屋に行くこと。それらと比べたらどうでもいいことなのかも知れませんが、大事っちゃあ大事かも?

参考記事

「SHM-CD」を聴いてみた
「ガラスのCD」を聴いて…ないですが

posted by gyogyo6 at 23:18 | Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

「ガラスのCD」を聴いて…ないですが

SHM-CDくらいで驚いてはいけません。最近では「ガラスのCD」なるものが製品化されています。お値段20万円!

EXTREME HARD GLASS CD 《高品位ハード・ガラス製音楽CD》

って、これもユニバーサルか! カラヤン&ベルリン・フィルの1962年録音「第九」というと、自分が子供の頃にLP盤が家にあった記憶が。同じ音源でしょうかね。さすがに20万円出す気にはなれません。コレクションとしてはいいかも知れませんけれども(そういえば、今年はカラヤン生誕100年なんだそうですね)。聴いたことがないので何とも言えませんが、仮にこれでいい音(透明感のある音?笑)がするとしても、同じ資金をオーディオの方に投資するほうがよっぽどいい音になりそうですがどうでしょうね。

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2008年02月02日

「SHM-CD」を聴いてみた

SHM-CD というものが最近発売されました。 Super High Material CD 、日本語で「超高級素材CD」。公式サイトで解説していますが、要するに「いい素材を使っているので普通のCDより音がいいんだ!」ということだそうです。本当でしょうか。

ものは試し、聴いてみないことには始まりません。なんでも、今のところ発売しているのは日本のユニバーサルだけだそうです。ちょうど先月発売になった、マーズ・ヴォルタの新譜「ゴリアテの混乱 初回限定デラックス・エディション」にこれが使われているということなので、安い輸入盤を横目で見ながら買ってきました。

ゴリアテの混乱~デラックス・エディション(DVD付) ゴリアテの混乱~デラックス・エディション(DVD付)
マーズ・ヴォルタ

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再生スタート。おお、これはすげえ! 早くも今年のベストアルバム候補だ。音質のほうも、うーん、いい音だ……って、ちょっと待て、これでは比較対象がないじゃないか。元からいい音で録られているのかも知れないし。

ここは「通常のCDと聴き比べ」してみないとわかりません。
というわけで仕方がない、既に持っているCDのSHM-CD版を聴いてみることにしました。少々勿体無い気もしますがどれがいいかなと考えて、選んだのはこれ。

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章、他 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章、他
ポリーニ(マウリツィオ) ブーレーズ ストラヴィンスキー

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はい、ポリーニです。ストラビンスキーのペトルーシュカ、プロコフィエフのピアノソナタ7番(戦争ソナタ)ほか、名盤の誉れ高きディスクですね。ピアノ独奏の方が、ロック系より差が良くわかるかなと思いまして。ちなみに、CDと同じマスターを使っているそうです。既に持ってるものに2,800円を出すのはちょっともったいない気がしますが、何事も勉強勉強。

で、聴いてみました。

うーむむむ?
確かに、同じ音源でありながら何か…違いますよ。なんか音に奥行きが増しているというか、まったりとしてそれでいてしつこくなく…じゃなかった、従来自分のスピーカーではちょっとピアノの音にペラペラ感があって少し残念だったのが払拭されているというか。なんか、あんまりいろんな形容をするとオーディオ雑誌の怪しげな記事みたいになってしまいますが。うん、これはブラインドテストしても聴き分けられるほどの音の違いが、ある、んじゃないかなあ(急に自信がなくなる)。

(追記)オーディオ評論家の麻倉怜士氏が、「オーディオの作法(ソフトバンク新書)で「この盤はCDとSHM-CDの違いを味わうのに適している。激しさと静けさを同時に再現しなければならないこの曲は、CDでは物足りなかった」云々と書かれています。それだけの差があるかどうか、はご自分でお確かめください。(追記おわり)

polliniSHMCD

通常盤とSHM-CD盤(上がSHM-CD)。真ん中にあるのは「SHMってのはこんなに凄いんだぜえ」ということを主張している宣伝兼カタログのブックレット。これが入っているおかげで、SHM-CDのパッケージは少し分厚い。CDの盤面は、刻印がなければどっちがどっちか見分けがつきません。

ちなみに通常盤は1,800円なので、1,000円も高いです! この千円の値打ちがあるのかというと、……? それは聴く人次第でしょう。CDというフォーマット自体が先行き不安なこの時代に勇気ある製品だと思います。

なお、なぜ音が良くなるのかの理屈は、SHM-CDのページにいろいろ書いてありますが、実際のところは「よくわからない」のが本当のところらしいです。「いろいろ試してみたら音質が向上した。原因不明」…となるとオカルトめいた話になりますが、まあそれは足の速いサラブレッドを作るための配合理論のようなもので、結果が出ればそれでいいのかも知れません。でも、基本デジタルな世界で「なんで?」という疑問はあります。
あと、iPodなどで聴くために圧縮フォーマットに変換してしまうと、ほとんど意味がないでしょうね。

というか、本当にいい音になるんだったら、限定盤や特別盤だけと言わず通常盤も全部これで作ればいいんじゃないでしょうか。価格はもう少し抑えて。

というわけで、あまり「聴き比べ」して首をひねってばかりいるのも音楽好きとして正しい態度ではないと思うので、とりあえずSHM-CD盤だけ持ってるマーズ・ヴォルタ聴きますね。うおっ、まじエエわこれ。

(参考)リスニングに使用したオーディオは KENWOOD の初代 K's。10年以上前のシステムですが、今もなかなかいい音を出してくれます。アンプはもちろんアナログです。あと、CDプレイヤーのピックアップは設計が古く、CD-Rをかけると時々針飛びさせます。…先にこっちを買い換えるべきでしょうか。

追記

今の私の考えです。(そんな大層なものではないですが)
で結局、SHM-CDってどうなのと訊かれたら

さらに追記

ユニバーサルさんが、「そんなに疑問あるんだったら聴き比べてみろよ」とばかりに、サンプラー盤を出すそうです。どちらも同じ曲を収録したCDとSHM-CDの2枚組。ロック中心、全17曲(×2)のリストを見て「なんだ懐メロばっかりじゃん」とか言わない。昔の曲の方が、音質の向上(とやら)を確認するには適している、と考えているのでしょう。値段も1,000円と手頃です。

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さらに追記

なんかさらにサンプラーCDが増えるようです。ロックの次はジャズとクラシック。SHM-CDの音質によほど自信がある…のかどうかは知りませんが、自分の再生装置で手軽に聴き比べられるのはいいことだと思います。

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"DON'T THINK, FEEL!" なんてジャケットに書いてあるあたりが、なにやら示唆的ですな。本音は "Don't say anything before you try it" ってあたりかも。

もひとつ追加

参考: CDJournal.comより。「100人が聴いて100人全員がわかるかというと、それほどのものではない」など結構本音が出ている良記事です。

CDJournal.com - リサーチ - ライセンス・トゥ・イル番外篇 その2 博士のSHM-CDチェック『謎の円盤SHM-CD』の巻 (2008/01)

★ ついでに聞きたいんぢゃが、結局のところ音が良くなった原因は何なのかえ?
▼ それが、よくわかってないんです。説明おわり。
★ ……見損なったぞ助手くん。そんな物言いが科学万能の21世紀に通用すると思うてか!
▼ SHM-CDを作り出した日本ビクターの人も「わからない」って言ってるからお手上げです。紙資料にはもっともらしく“透明度が上がったため複屈折が……”なんて書いてありますが、それで全面的に納得できるかといえば難アリですよ。同じマスターから作ってもSHM-CDは普通のCDより音量が大きくなるとか、現在の科学では説明がつきません。
★ うーむ、不思議ぢゃ。オカルトが大嫌いな理系の人たちが真実を解明してくれんかのう。
▼ 何が原因だろうと、音が違うのは事実ですからね。音の世界は深いってことです。
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