2012年11月26日

なるほど、そういうことか

さて、ユーミンのベストでございます。タイトルは気に入りませんが、これはいいものだ。芸能生活40年。

B0096KTSMQ 松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。 (初回限定盤)(DVD付)
松任谷由実
EMIミュージックジャパン 2012-11-20

by G-Tools

その昔、私の通っていた高校では生徒が「中島みゆき派」「松任谷由実派」にきれいに分かれておりまして、私はみゆき派だったと記憶しております。…まあみゆき派と申しましてもラジオの深夜放送を好んで聴いていたとか、そんなレベルだったかもしれません。

ともかく青い高校生にとってはユーミンのようなシティポップスはまぶしすぎて敬遠しがちでした。あと、初回限定版のボーナスDVDに収録されているようなステージの「恋愛サイボーグ」のごときイメージがどうも苦手で。

しかしこんなものは食わず嫌いというもので、意を決して聴くと極上のラブソングの連打であるので、もう困ってしまうくらいに満足です。曲の並びが年代順になって“いない”のもいいところですね。つぎはライナーノートを書いている小林克也のアドバイスにならい、「現在から過去へさかのぼる順」に並び替えて聴いてみるとしましょう。しかし例えば「恋人がサンタクロース」の二番の歌詞がこうなっててこんなストーリーが展開してたとは、今になるまで知りませんでした(恥ずかしい)。いや素晴らしいですね。


yumingpng.png

並び替えてみると、ちょうど真ん中に来る曲が1983年『VOYAGER』に収められていた「ガールフレンズ」でした。

このベスト盤の1枚目1曲目に置かれている「やさしさに包まれたなら」、これは「ルージュの伝言」とともにアニメ「魔女の宅急便」の主題歌に採用されていました(1989年のこと)。当時の私は「なんでこんな曲を主題歌にするんだよ」とアタマの中が疑問符だらけになり、宮崎駿監督もヘンな趣味しとるなあと思ってたものでした。ですが今、「魔女宅」を作った頃の宮崎駿の年齢に自分が近づいてきて改めて聴くと、彼がこの曲を使いたかった気持ちが…分かってくるんですな、悔しいことに。なるほどそういうことかと。

「やさしさに包まれたなら」というと、少し前に読んだこの記事が大変面白かった。詞の内容ではなく、言葉の響きに注目して別の物語を読み取る。いや、こんな耳を持ってみたいものですわ。

modern fart | 歌のしくみ 第二回「やさしさは成就する」

PS

ちょっとちょっと、アマゾンでまだ初回限定版が「絶賛在庫あり」になってるじゃないの。みんなもっと聴きましょうよ。

posted by gyogyo6 at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2012年11月21日

これはずるいずるいクリスマスパッケージ(達郎ベスト)

今年の9月に山下達郎のベストアルバム3枚組(ボーナスディスクつき初回限定盤は4枚組)が発売されたのはご存知の方も多いと思います。私は、「まー達郎のオリジナルアルバムは結構持ってるし、過去のベスト盤も持ってるし、今回のはパスかなー。ボーナスディスクがちょっと気になるけど」ということでスルーしてたんですが。しかし、このクリスマスの季節に合わせて、「クリスマス限定パッケージ」が出るというではないですか。ギャーこれは欲しい!

というわけで買ってしまいました。ジャケットイラストは通常版と同じくとり・みき。なんだよこれはずるいよ!

特製ジャケットから出すと、中身は一緒なんですけどね。


IMG_1119.JPG

期間限定、予定数に達すると終了らしいので気になる方はお早めに!

B00A4ZTB8S OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~(通常盤/クリスマス・パッケージ仕様)
山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン 2012-11-20

by G-Tools

ところでアマゾンほか一部ではプレミアがついている「初回限定版」ですが、店によっては再入荷して在庫あるみたいですよ。というか今日このクリスマスパッケージ版を買いに行ったら置いてた(某タワレコ)。あきらめず探してみましょう。ただしクリスマスパッケージにはなりません。ちぇっ

なお、シングル「クリスマス・イブ」の期間限定クリスマスパッケージも出るとのこと。これは2003年リリースのシングルに特製パッケージをほどこしてあります。名作 Season's Greetings のパッケージも作ればいいと思うんですけど、あ、でもあれはもともとクリスマス用のジャケットか。

B00A8WY68M クリスマス・イブ(クリスマス・パッケージ仕様)
山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン 2012-12-11

by G-Tools

こういうのはまあ、モノとして持っておきたいものの代表格ですね。というかアルバムとして配信してないし。

posted by gyogyo6 at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(松) | 更新情報をチェックする

2012年11月20日

ジョブズ伝記(電子書籍)の値下げはあるの?

昨年発売された伝記本、「スティーブ・ジョブズ」。二巻組の大部にもかかわらずベストセラーとなりました。それから1年。同じ版元からソフトカバーのペーパーバック版が発売になっています。単行本は各巻1,995円でしたがこちらは1,050円と、ほぼ半額。なんにせよ安くなるのはうれしい。

ところでここで微妙になるのが「電子書籍版」の存在です。たとえばアマゾンでは、書籍版と電子書籍Kindle版の両方を売っていてKindle版は単行本と同じ1,995円の値がついています。そして、紙の本で廉価版が出たにもかかわらずKindle版は1,995円のままです。アマゾン以外の電子書籍ストアも同価格。

将来的にKindle版も紙版に合わせた形で値下げが行われるのかもしれませんが、現在は非常に割高な状態です。いいんでしょうかね。

そしてもし値下げされた場合も…。紙の本は本自体が安めの造本に変わってますが、Kindle版は中身は以前と変わらないのに値下げされることになる。これはアリなんでしょうか? 将来文庫化された時には(きっとされるでしょう)さらに紙版は安くなる(たとえば714円)でしょうが、Kindle版もさらに値下げされる? 逆に価格改定されないままだと、電子書籍は非常に割高なままになる。電子書籍には「中古」もありませんし。

これまで、こういう例がどれだけあったのかはよく知りません。ご存知の方教えていただけないでしょうか。

4062171260 スティーブ・ジョブズ I
ウォルター・アイザックソン 井口 耕二
講談社 2011-10-25

by G-Tools

↑こちらハードカバー版。1,995円。

4062180731 ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1
ウォルター・アイザックソン 井口 耕二
講談社 2012-11-16

by G-Tools

↑こちらが新たに発売になったペーパーバック(ソフトカバー)版。1,050円。ハードカバー版と比べて微妙に表紙のデザインが違ってますね。

B009GXM2AS スティーブ・ジョブズ I: 1
ウォルター・アイザックソン 井口耕二
講談社 2011-10-25

by G-Tools

↑そして電子書籍Kindle版。1,995円。

(この記事にある価格は2012年11月20日現在のものです。いずれも消費税込。この日以後に改定される可能性があります)

参考: Kindleでの価格に関しては、しばらく前に Kindle価格の謎を解く--ジョブズの伝記はなぜ値上がりし、また値下がりしたのか という非常に詳しい記事がありましたがこれは洋書の話です。


posted by gyogyo6 at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

映画

「エヴァQ」の公開で混雑するシネコン(田舎)へ、しかしそちらではなく「のぼうの城」を観に行ってきました。評判通り面白かったですよ。

せっかくなので宣伝画像を貼っておきます。男たちが主役の戦国ドラマの中で一服の清涼剤、甲斐姫(榮倉奈々)。

stippled-photo

この人もゲームなんかではなぜだか妙な武器を振り回してバッタバッタ雑兵をなぎ倒して行く無双キャラになってますが、この映画中ではそんなことはありませんね。暴れてもらっても良かったですが。

posted by gyogyo6 at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2012年11月01日

「マイケル・ジャクソンの思想」とは

先日創刊された電子雑誌「ERIS」

音楽雑誌「エリス」 | 音楽は一生かけて楽しもう

どの記事も面白いんですが、なかでも異色なのが安冨歩氏の「マイケル・ジャクソンの思想」ですね。

著者は東大東洋文化研究所教授…というより、東日本大震災以降「東大話法」と原発問題への発言で一躍名を知られた方ですが、…

原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語― もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社プラスアルファ新書)

それとは全然別の研究でございます。いわく「マイケル・ジャクソンはマハトマ・ガンディーと並ぶ20世紀最大の思想家・救世主」。キーワードは「魂の脱植民地化」。

ということを、(連載の1回目は)デンジャラス・ツアーのオープニングナンバー "Jam" をとっかかりに読み解いていきます。マイケルの訴えたいことは何か。なぜその思想を刺激的なダンスで包むのか。このツアーのブカレスト公演がDVD化されていますが、なぜチャウシェスク政権崩壊後のブカレストを選んだのか。マイケル・ジャクソンをこんな風に聴いた・見たことはついぞなかったので、とてもスリリングです。続きが楽しみだ。

そしてERIS全体についてなんですが、今後もこういう単発テーマの集合体という形を取るのでしょうか。編集長の高橋健太郎氏がテーマを設定しての「特集」的なモノも読んでみたいなと思います。



しかしこの「電子書籍」という形態なんですが、私はどうも苦手です。腰を据えて読めない。

なぜかというと、私は主にiPhoneにダウンロードしてブックリーダーのアプリで読むわけですが、iPhoneには電子書籍以外にたくさんアプリがインストールされていてですね。目移りしちゃうんですよ。ブラウザ。ツイッタークライアント。ニュースリーダー。ゲーム。掲示板ブラウザ。こういう魅力的なアイコンたちをかきわけて電子書籍にたどり着くのは、結構大変なんですよ。読み始めても画面にメール受信の通知やら何やらが割って入る。お願いだから本を読ませてくれ!

(実はERISの第1号は1ヶ月前に出ているんですが、それを今頃読んでいるのもなかなか読みはじめられなかった…のです)

その点紙の書籍や雑誌なら、いったんその本を手に取って読み始めるとしばらくはそれだけに没入できます。この差は結構大きい。何とかなりませんかね。「電子書籍しか読めない専用デバイス」があればいいんだろうか。


ライヴ・イン・ブカレスト [DVD] ライヴ・イン・ブカレスト [DVD]
マイケル・ジャクソン

by G-Tools
posted by gyogyo6 at 21:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする