2015年07月07日

111 Piano

DG「111」シリーズの、ピアノ版が出ていたので買う。「111」シリーズとはドイツグラモフォン社の創業111年を記念して出たボックスセットである。赤い箱の55枚組、黄色い箱の56枚組、合わせて111枚で完結したと思ってたらその後もいろいろ続編が出ている。

このソロピアノボックスは40枚組。だけど箱のサイズはこれまでの55枚組と同じで、スカスカじゃんと思ったら空いたスペースに詰め物がしてあった。えー。


IMG_4769.JPG

黒と白、ピアノ色の箱はなかなか格好いいが。

このボックスは最初から40枚と決めていたのか、それとも55枚集めようとしたがピアノだけでは埋まらなかったのか。

しかも家で結構ダブリが発生していて、特にポリーニの「ペトルーシュカ」他を録音した盤はこれで4枚もあることになるwたぶんマスターは全部同じなのでもったいない。

40枚の中でランランやユジャワンやユンディリといった最近の若い中国人ピアニストが結構な割合を占めているのも21世紀だなあと思う。なお日本人はいません。

当然ながらピアノ曲ばかりで、同居人は「自分が練習してたことばかり思い出すわー」とのこと。「先生に『ここ直しなさい』と言われたその口調まで思い出す、ああいやだ」。

ハイドンを聴くと「これ子供に教える時の倍のテンポね」、シューベルトを聴けば「これ2回生最初の課題やったわ、ああもう思い出すの嫌」

ドビュッシーは「楽譜にしたらえらく複雑だけど、練習してみると弾くのはそんなに大変じゃない。大変じゃないよと教え子に言ってみたけど全然分かってくれなかった」

ショパンのエチュードなんかは「学校のピアノ部屋の前を通るとそこここから一斉にダラララララララランと鍵盤を駆け上がって駆け下りる練習してるのが聞こえてきてノイローゼになりそうだった」いろいろ記憶をほじくり返してしまっているようで。

などいろいろボヤキを聞きながら聴くのが楽しいです。

B00S5MQQT4 Various: 111 the Piano
Various Artists
Deutsche Grammophon 2015-03-30

by G-Tools

アマゾンでは私が買った時よりもちょっとお高めになっていますね。お手頃なお店を探しましょう。

しかしまあ、こういう商品は最近日本でも話題が増えてきた定額制配信サービスとは相容れないもんですよね。「これ、箱で持っときてえ! ジャケットをずらり床に並べてみてえ!」という所有欲、そういったものがない音楽リスナーが増えてきたら、もう成立しない商品かと思うとちょっと寂しいです。

posted by gyogyo6 at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする