2015年12月03日

美十は元おたべか、はたまたギョギョームか

生八ッ橋「おたべ」といえば京都みやげで有名ですが、この「おたべ」を作っている会社が業務多角化で社名まで変更したという話が先日新聞に掲載され、きょうネットにも上がりました。

「おたべ」社名から消えた 創業50年、社員もびっくり:朝日新聞デジタル

もひとつ、地元京都新聞が社名変更時に報じた8ヶ月前のニュース記事。

生八ッ橋の「おたべ」、社名を「美十」に変更 洋菓子を強化

菓子製造販売のおたべ(京都市南区)は25日、4月1日付で社名を「美十(びじゅう)」に変更すると発表した。主力のあん入り生八ッ橋「おたべ」に加え、洋菓子を一層強化し、総合菓子メーカーを目指す。

そうそう、「京ばあむ」も最近よく見かけますよね…とポイントはそこではなくて、新社名「美十」であります。

ビジュー(フランス語で「宝石」)といえば私の名前ギョギョームの生みの親ではないですか!

80年代を代表する玖保キリコ作の漫画「シニカル・ヒステリー・アワー」第57話がこの「(モン・)ビジューとギョギョーム」のお話しになります。

ケーキ屋さんが新作に「モン・ビジュー(私の宝石)」という名前をつけたのにお客さんが全然その名前で呼んでくれず、いつしか「ギョギョーム」になってしまう、という少々不条理なギャグストーリー。


cynical57.png

そのうちこの会社もギョギョームと呼ばれるようになるでしょう。そうに違いないのだ。いえ、新聞記事によると今年の就活向け説明会では会社名が認知されてなくて「元おたべ」という札を出していたらしい。「シニカル」のストーリー通りになっていてやばそうです。

「美十」さんの洋菓子主力商品は、「京ばあむ」「大阪さくさくワッフル」「東京さくさくパイ」など。京都の会社なのに仮面を被って大阪みやげや東京みやげにまで進出しているとはおそるべし! ご発展なによりです。確かに「東京さくさくパイ」の箱に「製造販売・おたべ」とあったらなんか売上落ちそう、京都のイメージのない社名にしようという意図は分からないでもありません。創業50年、という八ッ橋業界では歴史が浅いことも、多角化を目指しやすいのでしょう。

せっかく変えた「美十」の名前を大事にしていただきたいものであります。でもそのうち「おたべ」に戻しても「ギョギョーム」に変えても構いませんよ。

おまけ

シニカル57話収録はこの巻。電子書籍になってます。

B00VK0H9W6 シニカル・ヒステリー・アワー 3 (白泉社文庫)
玖保キリコ
白泉社 2015-04-10

by G-Tools

BOOK☆WALKERhontoなどでも扱ってます。昔の作品でも古典的作品になるとこうして電子書籍化される、ありがたいことです。

posted by gyogyo6 at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | このblog | 更新情報をチェックする