2011年01月30日

ぜったい許せない! マイナー=悪だなんて

来週からプリキュアの新シリーズ「スイートプリキュア♪」がはじまります。

朝日放送 | スイートプリキュア♪

しかしながらこの紹介文にちょっと見過ごせない一節が!

世界の平和を守るといわれている「幸福のメロディ」が書かれた「伝説の楽譜」が、世界を「不幸のメロディ」であふれさせようとするマイナーランドの王「メフィスト」に狙われた!

そうですか。で、「幸せな音楽の国」が「メイジャーランド」なんだそうですよ。ええー「メイジャー」が幸せで「マイナー」が不幸って、そんな世界観? なんかやだよそんなの。

この世にあふれるマイナーキーの名曲の立場がないじゃないですか。というか初代「ふたりはプリキュア」の主題歌はマイナーキーだったじゃないですか! なんてこった。

というわけで、この世のメジャーキーとマイナーキーの曲で、どっちがいいのか考えてみようではありませんか。とはいっても曲なんて星の数ほどあるので、「オリコンの年間シングル1位を取った曲」で調べてみましょう。『1年間、この国で一番聴かれていた/流れていた音楽』ということで大きくハズレはないでしょう(2000年代以降はちょっと怪しくなってきますが…)。

1980年以降2010年までの31年間。さてどうなのか。なおデータ出典はウィキペディア「Template:オリコン年間シングルチャート第1位」です。頭の「マ」がマイナー、「メ」がメジャーの曲。

  • マ 1980 ダンシング・オールナイト (もんた&ブラザーズ)
  • マ 1981 ルビーの指環 (寺尾聰)
  • マ 1982 待つわ (あみん)
  • マ 1983 さざんかの宿 (大川栄策)
  • マ 1984 もしも明日が…。 (わらべ)
  • マ 1985 ジュリアに傷心 (チェッカーズ)
  • マ 1986 CHA-CHA-CHA (石井明美)
  • マ 1987 命くれない (瀬川瑛子)
  • メ 1988 パラダイス銀河 (光GENJI)
  • メ 1989 Diamonds (プリンセス・プリンセス)
…おお、こ、これは! マイナーの圧勝じゃないですか! 世界は一体どうなるんだ! というか80年代「歌謡曲」の時代はマイナーキー全盛ですね。終盤にメジャー曲が巻き返してきます。さあ90年代の「J-POP」時代にはどうなるのでしょう。後半へつづく。

  • メ 1990 おどるポンポコリン (B.B.クイーンズ)
  • マ 1991 Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に (小田和正)
  • メ 1992 君がいるだけで (米米CLUB)
  • メ 1993 YAH YAH YAH (CHAGE & ASKA)
  • メ 1994 innocent world (Mr. Children)
  • メ 1995 LOVE LOVE LOVE (DREAMS COME TRUE)
  • メ 1996 名もなき詩 (Mr. Children)
  • メ 1997 CAN YOU CELEBRATE? (安室奈美恵)
  • マ 1998 誘惑 (GLAY)
  • マ 1999 だんご3兄弟 (速水けんたろう,茂森あゆみ他)

なんと一転してこの世はメイジャーランドの天下のようです!J-POP幕開けの時代はメジャーの時代。そして90年代の終わりに宇多田ヒカルがデビューします。「Automatic」はマイナーの痛切なラブソングでした。


  • メ 2000 TSUNAMI (サザンオールスターズ)
  • マ 2001 Can You Keep A Secret? (宇多田ヒカル)
  • ー 2002 H (浜崎あゆみ)(注)
  • メ 2003 世界に一つだけの花 (SMAP)
  • メ 2004 瞳をとじて (平井堅)
  • マ 2005 青春アミーゴ (修二と彰)
  • マ 2006 Real Face (KAT-TUN)
  • メ 2007 千の風になって (秋川雅史)
  • マ 2008 truth/風の向こうへ (嵐)
  • マ 2009 Believe/曇りのち、快晴 (嵐)
  • マ 2010 Beginner (AKB48)

(注)「H」はCDシングルのタイトル名で、そういう名前の曲はありません。また、メジャーとマイナーが交錯する曲もありますが、そういうのは一番印象に残る部分と勝手に決めさせてもらいました。

いや自分もこのリストはじめて見たんですがなかなか面白い。80年代の「歌謡曲」時代は、マイナーキー全盛ですね。マイナーランドが支配していたようです。それが終盤から様相が変わり、90年代「J-POP」時代になると、メイジャーランドが反撃に転じます。先頭を切った小田和正こそマイナーの王ですが、以下メジャーの曲調が続きます。そこにマイナーのくさびを打ち込む宇多田ヒカルという図式ですか。

2000年代後半に入ってくるとヒット曲の規模が小さくなり、なんだかよく分からない状況になってきますが、ジャニーズ一派はカッコエエマイナーキーだし、最新の2010年はAKB48までがマイナーの軍門に下りました(笑)。

そんなわけで30年間を総括するとメジャーの13勝17敗。「プリキュア」のシリーズがはじまった2004年から数えても2勝5敗。大きく負け越しています。マイナーランドのメフィストさん強いじゃないか。そりゃプリキュアも必死になるわけだ。ほんまかいな。

もちろん曲調と曲の内容が一致しない場合もあります。マイナーキーであってもベタベタなラブソングがありますし、メジャーキーの明るい曲調でもひどい失恋の歌とか人がバタバタ死ぬ戦争の歌とかありますので油断できない。曲調はメジャーなのにうたってる人はメフィストの手先のように見える「千の風」という例もありますし。

深い考察は詳しい人に任せるとしまして、要はですね、「マイナーだから不幸」なんて図式を子供に植え付けちゃいけませんよ! ってことです。…なんて番組も見ずに言ってますが、全然違ったらどうしよう。

完結後の感想(?)

なお、番組は見ていない模様

posted by gyogyo6 at 09:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | オぴニオンw | 更新情報をチェックする
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