2012年10月13日

アップルのおかげで地図アプリ市場が活性化する(キリッ)

iOS 6 の地図の不備を回避する : PC ONLINE

現在のiOS 6マップに足りないもの、不便なものとその解決策(代替アプリ)がまとめられています。これはこれでお役立ち記事でございます。

しかしながらこの記事の最終ページ(6ページ目)にこんな記述が。

アップル純正のアプリが見事にこけたせいで、サードパーティ製のアプリをアップルのサイトやApp Store内で紹介したり、開発会社に情報を提供したりする動きが加速した。その結果、地図アプリ市場は活性化し、アプリが進化した。これまでは「マップ」アプリがあるからこの分野の製品は手を出さない、という開発会社もここぞとリリースのペースを速めている。競争激化で、我々ユーザーはかえって恩恵を被ったのかも知れない。

うわー、恩恵ですって。ものは言いようですね。アップルがこけたからサードパーティが張り切り、地図アプリが進化する? 確かにそういう一面はあるのかも知れませんが、筆者がここで「代替に」として紹介しているアプリ群はアップルがマップでやらかす前から存在してたのであり、別にこの数週間で急激に進化したわけではないと思いますけれど…。

名実ともに世界一の企業に上り詰めた会社が、商品レベルにも達していない製品を出すなんてあり得ない話ではあったが、この分野での専門会社の実力を世界に知らしめることもでき、この世界は活況を呈することとなった。何しろ、4億台を超えるプラットフォームだ。一番気になる「純正アプリ」が戦列を離れたら、ここで勝負をかけない手はない。その群雄割拠を俯瞰しながら、アップルがどんな洗練されたマップアプリを次に届けてくれるのか、楽しみで仕方がない。

というのを読んでて思い出したのが、もう20年以上前のことですが、マッキントッシュの日本語変換プログラム「ことえり」が登場した時のことです。

漢字Talk 7とともに登場した「ことえり」は、それまでのアップル純正日本語変換プログラム「2.1変換」(←投げやりなネーミング)よりも変換精度が格段にアップ…しているはずでしたが、事前の期待や当時のサードパーティ製プログラムのクオリティには遠く及ばずがっかりしたものです。辞書が貧弱だったのと、学習内容をすぐ忘れると評判でした。しかしこれは「サードパーティによるもっとすぐれたプログラムの開発を促すために、アップルがあえて機能を削った」と言われていたものです。

(しかし、これじゃ使えないという声を受け、ことえり開発者の宮武氏が変換効率をアップさせる「ことえりチューナー」というフリーソフトを配布していました)

今回のマップ騒動はこれと同じ図式、なのでしょうか。でも「ことえり」は、少なくとも以前の「2.1変換」よりは進歩していましたよねえ。

ま、使える地図を作るのも、日本語変換を進歩させるのも、どちらも大変だよということで。

ところで、「ことえり」のこうした配慮(?)がサードパーティにどんな影響を与えたかというと…。

私はマック歴が長いので「EGBridge」「ATOK for Mac」などいろいろ使ってきましたが、そんなことをするのは古参ユーザーくらい。ふつう、システム純正ソフトの出来が悪いと「マックは日本語が苦手」という評判が立ってしまって普及の障害になるんです。そしたらサードパーティも儲からないんですよ! というオチでございました。

今のiPhone(iOS)がそういう道をたどらないとは思いますが。


posted by gyogyo6 at 00:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone | 更新情報をチェックする
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