2007年02月15日

レコード、CD、そして配信

前の記事の最後の方はLPからCDに変わった話でしたが、私が子供のときはもちろんレコードしかありませんでした。テープレコーダーはようやく普及しだした頃か。家にあったどでかい「ビクターのステレオ」(コンポじゃないですよ、全部一体型の巨大なやつです。もちろん真空管)は触らせてもらえず、いわゆる「電蓄」と呼ばれるプレイヤーを買ってもらって聞いていました。
同じものではないですが、ちょうどこんなやつです。

DENON GP-3-R ポータブルプレーヤー(amazon.co.jp)

ありゃリンク先は現在品切れ。これはDENON製ですが、うちのは "Tact" という社名(?)が書いてあったかな。LPサイズのレコードを乗せるとスピーカーが隠れてしまいますが何とか回ります。クラシックのLPをかけて親からよく怒られました。質の悪いレコード針で盤が痛むから当然ですね。
レコードは曲の頭出しができない(できないこともないが面倒)ので、先頭からリニアに聞いていくことになります。後にもっと扱いやすいカセットレコーダーになりましたが、やはり頭出しは面倒でした。カウンターの数字を覚えてて「136まで早送り!」とか。


それからン十年。自分も人の親になり、子供(この春から幼稚園)に音楽を聞かせてやる身になりました。やはりオーディオを壊されてはかなわんので安物のCDラジカセを子供用にしています。最初は親が操作していましたが、ヤツはすぐにボタンの働きを覚えてしまいました。扱いが荒いのでいつ壊すかとはらはらしています。最近は「再生中に本体を蹴ったら音が飛ぶ」ことを発見してわざと音飛びさせて遊んでいます。ほんまに壊れる、やめろちゅうねん。

そんな彼は昨年末からマライア・キャリーのクリスマスアルバムが大好きで、このところずっとかけています。お気に入りの曲は決まっていて「2ばんと6ばんと8ばん」。曲名ではなくトラック番号で覚えていて、そこばっかり頭出しボタンで聞いては踊っています。

CDだから頭出しは簡単。聞きたい曲だけかける。こんな聞き方、自分が子供の時はしなかったなあと今さらながら感慨深いものがあります。聞き方が変われば、音楽への接し方もまた変わってくるんでしょうね。いいことか悪いことか分かりませんが。たまには「2ばんと6ばんと8ばん」以外の曲も聴いてくれよと願う親でありました。他の曲も、聴いてみるといろいろ面白いよ。

CDはそんな感じ。もう少し時代が進んで音楽配信になると、今度は「2ばんと6ばんと8ばん」の曲だけを買うこともできる。いつかは気まぐれに聞いて「発見」されるかも知れない、そしてその時を待っている「3ばんや7ばんや10ばん」の曲は、はじめからそこにない。…経済的かも知れませんが、ちょっと残念な気もします。

そうそう、最近は「同じ曲の違うバージョン」を一緒に再生するのも彼の中で流行中。クリスマスソングならいろいろありますよね。キーもテンポも、もちろんアレンジも違うんですけど、1枚をCDラジカセに、もう1枚をステレオのプレイヤーにセットして、同時にスタートを押して「いっしょねー!」と喜んでいる。こ、これはマッシュアップというやつか(違います)。

Merry ChristmasMerry Christmas
Mariah Carey

by G-Tools

ちなみに、「2ばんの曲」(=恋人達のクリスマス)と「8ばんの曲」(=サンタが街にやってくる)はイントロが全く一緒です(笑)。このアルバムで踊り狂っている(この表現がぴったり)子供を見るたび、ほんと「ダンスミュージックとしての機能性」に優れた音楽だなあと感心します。

posted by gyogyo6 at 20:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽の周辺 | 更新情報をチェックする
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