GOOD DESIGN AWARD [Winners 2005]: インスリン用注射針(テルモ)
この製品、以前に「サンプロ」か何かで特集されてるのを見たことがあります。
糖尿病の治療に必須のインスリン注射。しかし患者にとって注射は重い負担であり、その負担を少しでも軽くしようと痛みの少ない注射針の開発にメーカーが乗り出した。
刺しても痛くない注射針を作るには先を細くすればよい。針が細いと痛覚を感じる細胞を刺戟しないから。ところが従来の筒状の針では、細い針を作ると管が詰まって薬が通らない。この問題を解決するには、針先だけを細くする円錐形にすればいいのですが、そんな針はこれまでの常識では量産不可能である(筒状ならば長いパイプを造ってそれを切ればいいのだが、円錐形だとそんな製法では作れない)。どこの会社も断る中、東京墨田区の町工場(ですよね)、岡野工業が開発に成功したというのです。「深絞り」という金属加工技術の応用。この会社はこの技術で他の追随を許さないのだそうです。先端の細さは蚊の針と同じだとか。
いやこれはアイデアと技術のすごい結晶だわ。
参考
岡野工業・岡野雅行社長(Wikipedia) (ここからリンクしているインタビュー記事は凄く面白い)
金属加工のマジシャン
いつもの記事とはえらく違った内容のエントリになってますが。
昨年のグッドデザイン大賞は、NHK教育テレビの「日本語であそぼ」「ドレミノテレビ」でした。史上初めてモノではなくソフトが受賞したということで話題になりましたが、私も「ドレミ」はよく見てたのでちょうど1年前にこんなエントリを書いていたのを思い出しました。
続続・ドレミノテレビ
ドレミノテレビの素晴らしさ
ドレミノテレビにグッドデザイン大賞
ううあ「うたううあ」
ドレミノテレビは現在もリピート放送中。この番組もアイデアと技術の結晶ですね。
そんなわけで思わずエントリしてしまいました。グッドデザイン賞は総合的な開発力が試される、意義深い賞だと思います。なお今年はiPod shuffleもグッドデザイン金賞を受賞しています。




