ミュージック・マガジン誌は、すべてのアルバムレビューに10点満点で得点をつけています。批判されることもありますが、話のタネ、ネタとしては面白い。
同誌を創刊した中村とうようは現在「ワールド・ミュージック」のレビューを担当していますが、この人は怖いモノなしなので気に入らないものには容赦なく低得点を与えます。もちろん、彼が「下らない」としたものが本当に下らないかは別問題です。ワールド・ミュージックは確かに玉石混淆度が高いジャンルで評価の高低差が激しいのはわかりますが。
5月号では、アフリカのミュージシャン達がU2のナンバーをカバーしたという「In The Name Of Love」という盤に「1点」という輝かしい点数がついていました。「こんなのは『イン・ザ・ネーム・オブ・マネー』だ」とまで書かれると一度聴いてみたくもなるのが人情というもので、iTunes Storeに出ていたアルバム
を買ってみました。
「アフリカを代表する才能による…といいながら知らない名前が多い」「アメリカ人に媚びて英語で歌うなよ」という指摘はその通りなのですが、それでも1点というのはどうなんだろうな、これまでの採点基準だと5点くらいはつきそうなもんだけど、と思いました。ただ、「最悪」と断じているラス曲は残念ながら私も同意見で、こいつが相当足を引っ張ってそうだなあとは感じましたが。出来にばらつきがあるのは否めません。1曲目のアンジェリーク・キジョーの曲とかはいいんですけどね。(この人、何をやってもすごいなあ!)
同じ号で別の人もこの盤のレビューを書いてますが、それによれば「出来はまずまず」だそうです。…まあこんな当たり障りのない評価では自分も興味を持たなかったでしょうから、罵倒レビューも時には購買欲をかき立てるなと感じた次第。
U2の次のアルバムに、ここに出ていた人たちが大挙して参加していたら面白いんですが。
イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ:アフリカ・セレブレイツ・U2
オムニバス シエラ・レオネ・レフージー・オールスターズ アフリカン・アンダーグラウンド・オール-スターズ feat.チョーサン
Pヴァイン・レコード 2008-04-18
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