2007年09月28日

iTunes Store にふさわしい曲たち

私は、(何度も書いている通り)音楽を iTunes Store のような配信でデータだけ買うよりは CD の形で手元に持っておきたいタチなのですが、時には配信という形で「あ、いいな、買お」となるような企画があります。現在、iTunes Store のセールスランキングで1位になっている「CMようこ」がそれ。

"CMようこ" / 菅野よう子   Yoko Kanno & Maaya Sakamoto - CM Yoko

才人・菅野よう子のCM音楽集。この種の企画は、CDで買うほどのものでもないかと思うが(私は、です) iTunes Store ならついつい買ってしまいそうで、(というより買いました) iTunes Store 限定というのはとても正しいです。

ふらふら買ってしまうといえば、あと例えば種浦マサオの "関西人 in Tokyo" Masao Taneura - 関西人 in Tokyo - EP とか。失礼ながらCDで持っていようとは思わないんだけど、200円なら買ってしまえという感じですね。
…と思っていたら、このCDジャケットがなかなか良くて困る。

B000002GKZ 関西人 in Tokyo

「関西人 in Tokyo」とは、スティングの "Englishman in New York" Sting - Nothing Like the Sun - Englishman In New York のカバーなんですが、CDのジャケットも元曲の収められていたアルバム "Nothing Like The Sun" のパロディになっているのか。ちょっと写真の手の位置が違うけど。これは欲しくなった(^^)。
あと種浦くんにしてみれば、自分の作品がアマゾン "Nothing..." ページの「これを買った人はこんなのも買ってます」欄に載ってガッツポーズ! てところですかね。

(記事中、 ボタンは iTunes Store へのリンクです。要 iTunes)

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2007年07月20日

無料配布? 販促物?

WIRED VISION / アルバムを無料配布したPrinceの戦略(1)

いやー、池田信夫氏もちらと書いていたけど、これはデジタル時代が云々とかって話なのかなー。本で例えるなら、「ハリー・ポッター」最終巻の発売2週間前に全文を「サンケイスポーツ」の付録に付けたようなものでしょ。殿下のアルバムは今はハリポタほど売れないかも知れませんが。

その、コピーがどうとか無料でどうという話ではなく、「殿下はリスナーに新作CDを売る代わりに新聞屋に売り、新聞屋はそれを販促物((殿下のコンサートの販促物としても機能する))としてばらまいた」という、シンプルな話なのでは。

そー言えば自分が子供の頃、坂本龍一が日本生命のCMソングを作っていて、それを収録した非売品の12インチシングル(だっけ?)を日生がプレゼントするということがありました。私は親に「ほしいから応募して」と言ったのだが、「そんなん当たったらレコードと一緒に保険のおばちゃんも来るんやろ。ややこしいからあかん」と拒否されたのだった。

その後、学校のクラスメートのお母さんが日生の外務員をしていることを知り、頼み込んで貸してもらえたんですが。お礼はずっと昔のラジオ放送の録音。

保険のセールスが来るのと新聞がついてくるのではだいぶ違うと思うけれども、要はそういうことなんじゃないでしょうか。ましてや教授の場合は非売品だったのだけれども、殿下の新作は普通に売ろうとしていた奴を発売前に無料で景品にされたわけで、まあ怒るのも仕方ないかなと。

で、殿下の新作は英国内で売るの売らないのと揉めているようですが、その他の地域では普通に出ます。

B000RMC7H0Planet Earth
Prince
Sony 2007-07-24

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プラネット・アース(日本盤はこちら)

教授の曲も一時は幻になってましたが、今ではCDに収録されています。

WorksI-CMWorksI-CM
坂本龍一 糸井重里 矢野顕子

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しかし最初にハリポタの例えを出しましたが、音楽がデジタル配信にシフトしていっているのに、本は一向にそうなりません。「紙」という媒体は、読書体験に必要不可欠ということでしょうか。
音楽は、わずか百年もしないうちに媒体が SP → LP → CD → 配信、とどんどん移っていくのに、本の方は「白い紙に黒いインク」というフォーマットが何百年以上も維持されていますよね…。(あっ、ケータイ小説は!?)

posted by gyogyo6 at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

ブルースの神髄!

新オバケのQ太郎OP (1971)

ひみつのアッコちゃんED(昔のやつ) (1969)

今さらながらYouTubeすばらしいなあ。

その昔「ブルースって何か」と聞かれたときに、「ブルース進行の代表曲は『オバQ』の主題歌だ」と説明してました。それでもピンと来ない人は「『アッコちゃん』のED『すきすきソング』も同じだよ」と付け加えたらたいてい分かってくれた。今では通じないかなあ。ちなみに『オバQ』の作曲は山本直純、『アッコちゃん』が小林亜星。子供向けだからって手を抜かない姿勢がすばらしい。勉強やれい!

こちらの記事を見て思い出しました。
カッコ良いアニメ主題歌 (S-killz to pay the ¥.)

(余談)
この『オバQ』のオープニング見てたら、まるでラーメン食べてる小池さんの名前が山本直純か、と誤解する人がいるかも?(いないか)

posted by gyogyo6 at 15:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

これが2007年に売られているのか(と言ってみる)

synchronicity

最近発売になったポリスの紙ジャケCD、中味は2003年リマスター。まあそれはいいんですが、これエンハンストCD仕様になっててビデオクリップが収録されているんですよね(シンクロニシティーなら「見つめていたい(Every breath you take)」のクリップとか)。
しかし、オーサリングソフトが例によって古い Director なもんだから、マックの場合対応OSがOS9まで。Intel Macは置いてきぼりですかそうですか。orz 右の画像のように、Intel Mac上ではアイコンには進入禁止マークがついて開くことができません。

それでいいのかユニバーサル! 2007年に売るディスクがこんな仕様で! なーんて。
(ビデオクリップ自体はQuickTimeムービーなので、Finderから掘っていけばOSXでも鑑賞することはできます。が、意図された再生方法ではないでしょう)
あ、紙ジャケ自体は気に入っています。

ところで、やはり「シンクロニシティー」はアナログ盤のように「サハラ砂漠でお茶を(Tea in the Sahara)」で終わってほしいのだった。CD化されたときに付け加わった最後の1曲は、紙ジャケでは余計な気がする。

B000KJTKEIシンクロニシティー(紙ジャケット仕様)
The Police
ユニバーサルインターナショナル 2007-01-24

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2006年11月30日

スタンダード展覧会の絵(EL&P版)

ムソルグスキーの「展覧会の絵」と言えば、オリジナルのピアノ版、ラヴェルによるオーケストラ編曲版いずれも有名であります。しかし私が持っているのはポゴレリチのやつムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」とかチェリビダッケのやつセルジュ・チェリビダッケの至芸とか、いわゆるスタンダードから大きく外れたものばっかりです。これではいかん、と思い立ち、なにかこう、スタンダードな演奏を聴いてみようとCDショップに立ち寄ったのでした。作曲家別に並んでいる棚にひときわ輝く金色の帯を巻いた紙ジャケットのこれが目につきました。

B000AMZ206展覧会の絵(K2HD紙ジャケット仕様)
エマーソン・レイク&パーマー
ビクターエンタテインメント 2005-09-28

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誰だよこれをクラシックの棚に並べた店員は。
LPレコードで持ってたんですが、ついつい買ってしまいました(笑)。

有名な盤なので説明も要らないかと思いますが、これはプログレバンドのエマーソン、レイク & パーマーによる1971年、ニューカッスル・シティ・ホールでのライブ。「展覧会の絵」全曲を演奏したわけではなく、その一部と自分たちのオリジナル曲を組み合わせた構成です。だから「『展覧会の絵』より」というのが正確なところでしょう。アンコールの "Nutrocker" もいいセンスしてる。

たしか昔のLP盤では、クラシックの評論家、黒田恭一が解説を書いていたんですよね。何でも引き受けるというか、こういう仕事にはうってつけの人だ。このCD盤では伊藤政則の解説がついてます。どっちが読み応えあるかは、うーん微妙なところです。

このころのロックは、プログレに限らずクラシックへの接近、あるいはコラボレーションが熱心に行われていた時期です。ディープ・パープルとかもロイヤル・フィルハーモニーと共演したりしていますし。それでこの「展覧会の絵」ですけれども、今聴き直してみると、うーん、この曲を見事に自分たちのものにしている、かというと、どうでしょうか微妙。「ブルース・バリエーション」や「バーバ・ヤーガの呪い」といったオリジナルパートに入った時のほうがなんだか演奏も生き生きしていますし…。それでもしかし、後半(LPで言うとB面)の「バーバ・ヤーガの小屋」から「キエフの大門」への流れは見事だと思います。やっぱり、これをスタンダードにしよう。

posted by gyogyo6 at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2006年11月03日

本当の恐怖音楽…?

「恐怖音楽」と題されたオムニバスがあります。クラシックの「怖い」曲ばかり集めたもの。
何が怖いって、ジャケットが怖い。

見たい方は<続きを読む>
posted by gyogyo6 at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

アニメを見ずにサントラだけ買う

というのはあまりないでしょうが、パール兄弟となると放置するわけにもいきません。

B000GIWNK6テレビアニメーション「N・H・Kにようこそ!」O.S.T.ダークサイドにようこそ!
TVサントラ パール兄弟
ビクターエンタテインメント 2006-08-23

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滝本竜彦の小説は、「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」だけ読んだ。これは良いと思った。「NHKにようこそ!」の方は未読。読んだ方がいいのかしらん。まんが化アニメ化と、なかなか順調のようですね。残念ながらアニメは私の住む地域では放映してません。それはともかく。

パール兄弟のオリジナルメンバー4人のうち、サエキけんぞう、窪田晴男、バカボン鈴木と3人までが結集しています。しかし、80〜90年代に活躍したアーティストというのは、現在では自動的に15年〜20年というキャリアを持っていることになるんですね。このへんは本当に時代の流れというのを感じます。

サエキけんぞうの言語感覚は相変わらず個性が強いです(「君に崩えホえ」「きょうは夕陽野郎」などにピン!と来たらOKです)し、サウンドの方も濃いポップが健在。うーんこれはアニメも見るべきなのかな? どうしよう。

posted by gyogyo6 at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

この差は何なのだろう

このエントリは100曲3000円・ワールド編の続きというか補足です。

ワールド・ミュージックのコンピレーションである「ベスト・ワールド・サウンズ100」と「地球のうた」。おなじ音源を使用し、曲目もほとんど一緒、なのにアマゾンがおすすめする「関連商品」はなぜか全然違う。どれだけ違うのか、ここに書き出してみました。なおこのリストはエントリ日現在のものです(時が経てば変わる可能性があります)。

ベスト・ワールド・サウンズ100 の関連商品:

地球のうた の関連商品:

見事なまでに違います。やはり買う人の層、というか属性の違いでしょうか。なんとも面白いものです。 いや面白いで済むのか。

よく「100曲シリーズをきっかけに、フルアルバムも買ってくれたらファンの裾野が広がる」という意見を聞きます。しかしどうもこれを見ていると100曲シリーズを買う人は100曲シリーズみたいなのばっかり買っているんじゃないかという印象を受けます(この傾向はクラシックのそれでもあまり変わらない)。それで満足しているとなると、去年からの100曲ブームは『裾野の拡大』に本当に貢献しているんだろうか。

posted by gyogyo6 at 12:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

100曲3000円・ワールド編

クラシック業界を席巻しているらしい100曲3000円の波はいろんなところにやってくる。この前はこんなのを見つけてしまった。

B000B84P2Kベスト・ワールド・サウンズ100
オムニバス フィリップ・クーテフ・ブルガリア国立合唱団 他
ビクターエンタテインメント 2005-11-02

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ビクターには「JVCワールドサウンズ・シリーズ」(シリーズの名前はいろいろ変わっているが、現在はこの名前のようだ)というカタログがある。いわゆるワールド・ミュージックの貴重な音源を集めたものだ。これは、その豊富な音源から100曲集めてきたものだ。収録されている演奏はいずれも素晴しいものばかり。
…なんですが、これは本当にサンプラーだなあ…。全6枚のディスクのうち、たとえば1枚目はブルガリアの女声ポリフォニー、グルジアの男声ポリフォニー、グレゴリアン・チャント、それからヌスラット様(カッワーリー)。うーん。一曲一曲は文句ないのだけど、なぜこれらが1枚のディスクにコンパイルされているのかさっぱりわからない。(まあ、元シリーズの番号順ですが、そうだとしたらあまりに安直)

重ねて申し上げますが演奏は素晴しいものですので、これで興味を持った方はぜひフルアルバムの方も聴いて頂きたく思います。シリーズの性格として、いわゆるポップス系の音楽はありませんが。

で、サンプラーなら全く同じ音源を使用したこんなのを、ビクターが6年前に出してます。しかも曲目は上のとほとんど同じ。

B00005GWD5地球のうた
民族音楽 フィリップ・クーテフ・ブルガリア国立合唱団 他
ビクターエンタテインメント 2000-07-05

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2枚組で100曲収録1,500円。あれどっちがお得なのかわからないな。ただしこちらは1曲1分程度でフェイドアウトしてしまう、本当のサンプラーです。ただ、「どんな音楽があるのかな」という確認の意味ではこっちで十分じゃないかと思う。どうも「ベスト・ワールド・サウンズ100」のほうは、流行の「100曲6枚組3,000円」というフォーマットに乗せてみましたというテキトーな商品に見えてならないんですが、どうでしょう。

しかし非常に興味深いのが、アマゾンが自動的に選ぶ「こんな商品もおすすめ」のラインアップがこの2枚で全然違うことです(上のリンクをクリックしたら「こんな商品も」が表示されます)。ベスト100の方は関連商品がフィッシュマンズにステレオラブですからね! 新しいリスナーの獲得につながっているのか、そのリスナーがどういうのを聴いているのか、次に何を聴くのだろうかと、いろいろ考えさせられます。私は一リスナーに過ぎないのですが、思わぬマーケティング資料を見せられた気分です。
→2枚それぞれの「おすすめ」比較を別エントリにしてみました。→ポジティブサプライズ: この差は何なのだろう

「100曲3,000円」ブームの元であるクラシックのファンは、例のシリーズをどんな風に見ているのかとちょっと気になった。

JVC WORLD SOUNDS (ビクターエンタテインメント公式)

参考エントリ: 100曲3000円

posted by gyogyo6 at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

イエロー・サブマリン×20

3歳の息子が「やさしいえいごのうた」という幼児向け曲集に入っている「イエロー・サブマリン」を気に入っているので、オリジナルのビートルズ版も聴かせてやりました。そしたらこっちの方が気に入ったみたいで勝手な振り付けで踊ってる。

イエロー・サブマリンって、数多いビートルズの楽曲でも一、二を争うほどのボンクラな曲だと思うのですが、子供にはそれがいいんでしょうかね。

自分が持っている盤は例の「THE BEATLES 1」なのですが、イエロー・サブマリンだけをリピートしろと言うので、CDプレイヤーに負担が掛からないよう「イエロー・サブマリン」ばかり20回繰り返すCDを作って焼きました。これでリピートする必要がありません。
でもあまり同じ曲ばかりだと飽きてくるだろうと思って、途中2回だけ金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭」に差し替えて見ました。「あれー?、なんか…」と言いながら受け入れている様子です。

yellow_submarine

何度も聞いていると子供も歌詞を覚えたらしく、インチキ英語でところどころ一緒にうたうようになる。「うぃーおーにーにー、いえんろさっかりーん」。そうかサッカリンか。でも、「イエロー・サブマリン音頭」の時は「いえろさぶまりーん」と、きちんとうたっている。 ??? これは金沢明子の歌い方が「yellow submarine」じゃなく「yiero sabumarin」と、母音をきちんと入れているからでしょう。耳から聞こえるようにうたっているんだなあと感心。

でもなあ、一緒にうたうのはいいんだけど、「イエロー・サブマリン音頭」の出だしを「たったらったたったらったらったたんたん、まちのぉーはずれにー」と大声できれいにうたわれたのには両親ともまいった。そっちで覚えるなよとorz


「音頭」の方はこっち。訳詞松本隆、編曲萩原哲晶、プロデュース大瀧詠一です。
大瀧詠一 SONGBOOK2
こちらは大滝詠一本人による解説が充実しています。ちょうど大瀧が松田聖子の「風立ちぬ」などのプロデュースをしていた時期にあたり、大瀧プロデュースと聞いた金沢明子が「私も聖子ちゃんみたいな曲が歌える!」と喜んだのに渡された曲は…とか。

世界中の「変なビートルズカヴァー」を集めたコンピにも入っている。すっかり有名です。(多分)

エキゾチック・ビートルズエキゾチック・ビートルズ

「やさしいえいごのうた」版の「イエロー・サブマリン」は、ビートルズのオリジナルに比べてベースとドラムの音に太さが足りないな。…ってそんな問題じゃありませんね。

B00005F725やさしいえいごのうた

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2005年11月22日

クリスマスに懐かしの音色

しばらく更新をしないまま気がついたら街中にはコート姿の人も見かけるようになり、今年もあとわずかになっていました。

そういうわけでクリスマスアルバム。昨年の今頃はブレイブ・コンボ山下達郎なんて、邪道と王道のエントリを書いていましたが今年はこれにしよう。

B000AM4OXCGAME SOUND LEGEND SERIES GMOクリスマス・ソング
ゲーム・ミュージック
サイトロン・デジタルコンテンツ 2005-11-02

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ファミコンの音源で奏でるクリスマスソング集です。ひょっとしたら、ファミコンの音を実際に(emuとかじゃなくて)聴いたことのない人も増えてきたんでしょうか。

1983年の発売時に「なんて高性能なんだ」と感じたファミコン(ファミリーコンピュータ)、出せる音はPSG3音+1ノイズという今の基準からはチープ極まるものですが、「ピコピコサウンド」と揶揄されながらもこの音が溢れかえっていました。当初は単純だった音色も技術が進み、フルート(と思えばそう聞こえる)やトランペット(ということにしたいのですね)やギター(もちょっと無理があったか)やバイオリン(だと強く主張されたら気がつく)ぽく聞こえる音色も開発されて、チップ性能の限界への挑戦が続けられていたものです。
このチップは3音の他に倍音のノイズもよく聞こえることがあり、それを意図的に使って音の深みを出すなんてマニアックな技もありました。このアルバムでもしっかり聞こえます(意図的かどうかは分かりませんが)。

これは1987年にGMOレーベルから発売されたオリジナル盤の復刻。私には懐かしさを覚える音色ですが、他の人にはどのように聞こえるのでしょうか。これが懐かしく聞こえるなんて、リアルタイムで聞いていたときは想像しませんでしたけどね。


余談ですが、いくらクリスマスソングだからといってこれを車のBGMにするのはおすすめしません。助手席に座った相手が怪訝そうに「なにこの曲?」「ああ、これは昔のファミコンの音源を使った…まああれだよ、今で言うチップチューンで…」←そんな蘊蓄を説明しだしてはだめ。恋も一瞬で冷めます。もっとも同じ趣味の人どうしの場合はこの限りではありません。

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2005年11月01日

アート・リンゼイの災難

子供がいろんな所に手が届くようになってきて、今は父親と母親のCD棚を荒らし回っています。CDなんてケースに入れていたらそうそう壊れるものではないけれども、元の場所に返さないので並びがめちゃくちゃになってます。(手の届く範囲限定ですが)

最近は、親がやってるようにケースからディスクを取り出して、隣にあるプレイヤーにかけようとする。でも聴く気はなくて「かけてみたいだけ」なので、ろくろく聴きもしないで取り出しボタンを押して遊んでます。
「聴くの?」「聴かない」「もう取り出してしまっていいの?」「いいの!」「聴かなくていいんだったらケースから出さないよ! ステレオにもかけないよ!」「わかった」…。でも全然分かっていなくて、というかそんなのは承知の上で、「いいのだったら出さないね〜!」と言いながら出してきます。何とかしてくれえ。このままでは、CDもプレイヤーも壊れてしまいそうです。

なぜか毎回ターゲットにされているCDがあって、アート・リンゼイの「PRIZE」。必ず「棚から出して」「CDを取り出して」「プレイヤーのトレイに載せて」「再生ボタンを押したと思ったらすぐ取り出して」「『いいのだったら出さないね〜』」「でCDをケースにしまって」「棚に返す」一連のコンボがお決まりです。デジパックのケースは傷むし、盤に傷はつくし、もう大変です。まあこの犠牲のおかげで他のCDは難を逃れているわけですけれども。
もちろん中味には全く関心がなく、棚に差してあるときに見えているケースの背中にリンゼイ氏の神経質そうなご尊顔がプリントされているのが目立つからだと思います。たまには中味も聴いてくれよ、と言いたくなるけれども、このアヴァンギャルドなブラジル風味の音楽はちょいと難し目かなあ、とも思います。

B00002DD9Tプライズ
アート・リンゼイ
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ  1999-10-06

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アート・リンゼイといえば、アンビシャス・ラヴァーズ時代が好きだったなあ。ポップさと先鋭さが絶妙にブレンドされたファンクを聴かせてくれたと思う。こっちなら子供にもいけるかもしれないが、残念ながらこのCDは手の届かない場所にしまってあるのです。

B00001ZTL7Greed
Ambitious Lovers
Virgin  1988-11

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2005年07月03日

オマリーの六甲おろしを考える

トーマス・オマリー。彼は、ファンにもっとも愛された外国人選手の一人である。
「ハーイ、オマリーでおま!
阪神甲子園球場に駐車場はありまへーん」

プロ野球セントラルリーグは阪神タイガースが現在首位に立っています。
このままだと優勝してしまいます。2年前に優勝したばっかりなのに! 心の準備が全然できていません。

2年前は完全独走状態で、7月8日には優勝マジックが点灯する(リーグ史上最速)という常軌を逸した戦いぶりでした。
今年はあのときの勢いこそありませんが、今のところ追いかけてくるチームに勢いがないために最後まで行っちゃう可能性もあります。

この前テレビ中継を見ていたら、解説のI氏が言っていました。
「藤川とかが中継ぎでフル回転してますな。これで今年は優勝するとしても、来年はパンクしてしまう危険がありますよ」
今から来年の心配とは気の早いことですが、もう「今年は優勝」が前提になっているようです。うっかり聞き流しかけましたが怖ろしいことです。


さて冒頭のオマリーさんです。陽気なキャラクター(ハンシンタイガーズファンはイチバンやー!)、シュアな好打者として人気を博しました。92年のペナントレース終盤、激しい優勝争いのさなかガチガチになって調子を落としてしまい、がっかりすると同時に「いかにも阪神らしい選手やなあ」と妙に納得したのを覚えています。

そんな彼は関西のラジオ局のナイター中継で、CM明けミニ英会話コーナー「オマリーのダイナミック・イングリッシュ」を持っていました(オフシーズンの独立番組だったかも。記憶曖昧)。そのコーナーから生まれたCDが「オマリーのダイナミック・イングリッシュ」(そのまま)。

ここで歌われる「オマリーの六甲おろし」は、超音痴・世紀の珍曲として有名なのですが…。待ってください、これは本当に音痴なのでしょうか。

ちょっと聴いてみましょう。(追記:リンク先をYouTubeに差し替えました)

まず伴奏。普通、六甲おろし(阪神タイガースの歌)のキーはGあるいはAフラットなのですが、ここではさらに低いFですね。ここがまずつまづきの元。
そこで勇気のあるオマリー先生、歌い出しのキーはなんとBフラットです。しかも、この4度のずれ具合は途中までかなり正確にキープされる。こうなっちゃったのは音痴というのではなく、「キーが合ってなかった」からではないかと思われるわけです。「キーを合わせられないのは音痴だから」という指摘は止してね。

このCDでオマリー先生はもう1曲、「Take me out to the ballgame(私を野球甲子園に連れてって)」もうたっています。こちらは英語なのですが、一応キーはきちんとキープできています。歌は下手ですが。

なので、「六甲おろし」も、キーをきちんとオマリーに合わせてあげていたら、というか正規のAフラットで伴奏していたらもう少しまともに歌えたのではないかと思いますがどうでしょう。無理ですか。もっとも、この「オマリーの六甲おろし」1曲のおかげでこのCDは伝説になったのですけれども。

B00005FO2W オマリ-のダイナミック イングリッシュ
オマリー
ポリスター 1994-05-25

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私はこのCD、持っていたのですが人に貸したまま戻ってきません…。

posted by gyogyo6 at 18:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2005年06月23日

サササササササササササイゴン!

先週あたりに盛んに回っていた「ミュージカル・バトン」関連のエントリをずーっと眺めていて、すごい曲を「よく聴く/思い入れのある曲」に挙げているエントリを発見。

webdog のジェット☆ダイスケさん、
「19(Extended Japanese Mix)」ポール・ハードキャッスルfeat.小林完吾。

うわこれ12インチシングル持ってたよ! もっかい聴きたい! と思ったらこちらのエントリでも紹介されていたんでもう勢いでこの曲が入ったコンピ盤を買ってしまった。

というわけで1985年のポール・ハードキャッスルの大ヒット曲「19」。

エレクトロポップをバックに、「ベトナム戦争では、兵士の平均年齢は19歳だった」というBBCニュースだかのアナウンスが流れるという異色の曲だが、これは日本語版!

日本版制作でアナウンサー役に起用されたのが、当時日本テレビのトップアナだった小林完吾。「えーさてー」という深みのある独特の声色は、当時のものまねの定番にもなるくらい有名だった。

当時、確か夕方のニュースか「11PM」で、小林氏のインタビューを見た。「戦争の非人道性を訴えるこの曲に、私が少しでも貢献できるなら…」と真面目な顔で答えていたのを覚えているが、完成した曲はこれがすごいものだった。

もうストレートに日本語訳である。
原曲では "In Vietnam, He was 19. Vi, Vi, Vi, Vi, Vi, Vi, Vi, in Vietnam he was 19."
これが「ベトナム戦争では19歳だった ベベベベベベベトナム戦争では19歳だった」

"Nineteen, nineteen, na-na-na-na-nineteen"
ここは「じゅうきゅう、じゅうきゅう、じゅじゅじゅじゅじゅうきゅう」

どうしろというのだろうか。

もとの英語版は、アナウンス自体はニュース原稿を冷静に読み上げている感じで、それが冷たさとなりいい効果を上げていたのに、小林アナ版はちょっと演劇がかってるというか感情が入り気味で、「もっと普通にアナウンサー口調で喋ればいいのにな」とちょっと不満に思ったものだった。

いやでも20年経てばそんなことはどうでもよくなる。怪作も快作になるというもんである。とにかくワンアンドオンリー、一期一会、このスゴさは聴いてみないとわからない。戦争反対。

B00007GRC9ダンシング80’s
オムニバス

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それにしてもこのコンピ盤、懐かしいというか頭の悪くなりそうな悪そうな曲ばかりで最高です。

posted by gyogyo6 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする

2005年05月31日

買った理由が分からない - ニャンギラス

どうしてこんなものを買ったのか、後から考えてもどうしても思い出せないのに棚に並んでいるという本やレコードが何枚かある。
自分の「どうして買ったの?輝く一等賞」は、断トツでニャンギラス「私は里歌ちゃん」である。
おニャン子クラブ関連でも最大のゲテモノ。そして私が持っている唯一のおニャン子アイテムでもある。

1986年の発売だから、恐らく学校の友達に買わされたのだと思う。「お前が買わないとおニャン子のオリコン連続1位記録が途切れるねん」とか何とか言われて。で、しっかり初登場1位になっていた。きっと、僕が買ったおかげだw。

曲自体は、いまは下のリンクにあるおニャン子ベスト盤で聴けるけれども、この曲の奇っ怪さはベスト盤ではわからない。やはり、これは7インチのシングル盤(ドーナツ盤)でこその値打ちだ。こんなグループが存在した、こんなレコードがリリースされたという事実そのものが、なんというかディープインパクト(笑)である。

ニャンギラスで検索していたらちょうどいいページがありました (POP TRIPさん)。
ジャケットも見られます。うーん、トリップしそう。バッドトリップ。

なんのことやらわからないという方は、どうもすみません。説明するほどのものじゃないんで、読み流していただければ幸いです。
「うしろゆび」じゃなくてこちらでした。(ちなみにPOP TRIPを見て「うしろ指さされ組」じゃなく「うしろゆびさされ組」が正しいことが判明。いやあ、勉強になる。シングルレコードを紹介しているんだけどセレクションが絶妙すぎ)

B00005FQG1おニャン子クラブ A面コレクション Vol.1
オムニバス おニャン子クラブ 秋元康 佐藤準

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ところでアニソンをオリコン1位にしようという遊び運動があるそうな。
経緯とか動機は違うのでしょうがやることは変わってないなあ、というか。
それよりもヒットチャートやチャート紹介番組を気にしているアニオタの皆さんがこんなに多いとは意外でした。

荒廃した邦楽業界に革命を起こす

なんか嫌な革命だな。「シングルチャート」というものがまだ成り立っていることにも驚くが。

posted by gyogyo6 at 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | よい音楽(竹) | 更新情報をチェックする